【1歳~6歳】絵本の読み聞かせは将来の能力を伸ばす!年齢別オススメ絵本の特徴

絵本
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王冠すずめ

整形外科勤務の理学療法士。得意分野は整形外科・小児リハビリ・義肢装具。【理学療法×育児】のメゾットでフィジカルを伸ばす子育てを実践中。子育てに必要な教育資金を確保するための投資についても発信。

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絵本とは、文字通り絵がついた本のことです。

ただし、一言で「絵本」といってもその種類は様々です。

絵だけの本、絵と文が書かれている本、仕掛けがある本、逆さまな本などと、色々な絵本が出回っています。

中には、飛び出す絵本かたぬき絵本テレビ絵本布製絵本電子絵本など、子どもだけにとどまらずパパ・ママをも魅了する絵本が数多く存在します。

読書の大切さアンケート

子ども・大人ともに約9割が読書の大切さを認識している結果

「子どもの読書活動に関する意識調査」によると、読書の好き嫌いに関わらず、9割以上の方が読書の大切さを認識していると回答されていました。

法律で読書活動を推奨している

あまり知られてはいませんが、日本も読書活動を推奨しています。

2001年には「子どもの読書活動の推進に関する法律(平成13年法律第154号)」

2013年には「子どもの読書活動の推進に関する基本的な計画(第三次基本計画)」

「子どもが,言葉を学び,感性を磨き,表現力を高め,想像力を豊かなものにし,人生をより深く生きる力を身につけていく上で欠くことのできないもの」

子どもの読書活動の推進に関する法律(2001)より一部抜粋

本を読む習慣とは簡単に身につくものではありません。

幼少期から本が身近な存在であって、小さい頃から読む習慣づけをしないと身につきません。

そこで大切なのが「読み聞かせ」です。

多くの研究報告では、小さい頃にパパ・ママから読み聞かせをしてもらった経験が現在の読書習慣に繋がっている事が分かっています。

子どもの発達と絵本の役割

コミュニケーションの役割

絵本は親子のコミュニケーションの1つです。

パパ・ママが読み聞かせをすることで親子の絆を深める効果があります。

絵本を読む親の声は子どもに安心感を与えますし、肌が触れ合えばお互いの親密感が向上します。

また、子どもは読み聞かせによって親の愛情を感じ、成長の過程で自己肯定感も養われます。

家族の関係が希薄になっていると言われる現代では、親子が触れ合う時間を持つことは大変貴重です。

知的発達・情操的発達が期待できる

絵本に書かれている挿絵は、子どものイメージ力を高めるのに役立ちます。頭の中でイメージを膨らませることは、知的発達・情操的発達が期待できます。

特に、想像性創造性社会性などに繋がる基本的な能力です。

実はイメージする力は大人になっても非常に大切な能力です。

例えば、会話というのは言葉を通してイメージを共有する行為ですし、

本を読んだり音楽や映画を鑑賞したりするのはイメージを楽しむことに他なりません。

想像力のメリット

想像力が豊かな人は、思いやりを持って人と関わることができます。相手の痛みも分かるので、感受性豊かな優しい人になれます。

新しい視点で物事を考えることができるようになりますし、先を想像する力があることで、失敗を未然に防ぐこともできるでしょう。

創造性のメリット

創造性が豊かな人は、仕事において特に重要です。

例えば、「これとこれを結び付けたら、こうなるかもしれない」などとイメージをふくらませながら新しいものをつくり上げることができます。

社会性のメリット

社会性の高い人は社内外の人とのコミュニケーションを豊かにできます。

イメージする力は社会人としての基盤となりえます。

このように、読み聞かせは子どもの成長・発達だけでなく、将来的にもメリットの多い方法です。

ぜひ寝る前の時間などに積極的に行ってください。

年齢別のオススメ絵本の特徴

絵本を選ぶポイントは2点です。

  • 子どもの発達段階
  • 子どもが興味のあるもの

ここでは、絵本の選定ポイントを発達段階に沿って各年齢ごとにご紹介します。

実際のところは、「この年齢はコレ!」というように決まっているわけではなく、あくまで目安にして子どもの成長具合興味の幅を含めて検討して頂けたらなお良しです。

基本的には親子で楽しいコミュニケーションが取れれば絵本としての役割は達成しますので、あまり難しく考えないほうがかえって良い場合もあります。

1歳の子どもの絵本

この時期の子どもは、「デンデン(かたつむり)」や「ブーブー(くるま)」など意味のある言葉を話すようになってきます。

自分ではまだ上手に話せなくても言葉の意味を理解する能力はかなり発達しています。

言葉が意味するものを指で示したりして、やりとりが一層楽しくなる時期でもあります。

例えば、絵本を見て親が「ワンワンは?」と聞くと犬の絵を指さして応える事ができるようになるのは、言葉の意味が理解出来ている証拠です。

この時期のオススメ絵本は、物の絵本(乗り物や動物など)です。

挿絵が原色で描かれたものを選ぶようにしましょう。

物の絵本を見ることによって、自分の知っていることを確かめて喜びを得る体験をさせられ絵本が発達段階に即したものです。

映像の鮮明化、想像力を育てるきっかけを作り、知的な思考力の育成のきっかけになりますので、しっかりと吟味して選びましょう。

2歳の子どもの絵本

2歳前半のオススメの絵本の特徴は、絵の込み入っていない、色と形のしっかりした鮮明な絵で、1ページに大きく1つの絵(事物)が描かれてあるものです。

この時期は、まだまだ言葉はたどたどしい感じですが好奇心は旺盛です。

読み聞かせ場面では、特に自分流のお話をつけることもしばしば。

自分のペースでページをめくって読み進めたりします。

そんな時は、無理に読み聞かせる必要はありません。

子どものペースに併せて絵本の内容をちょくちょく声掛けをしてあげるだけで十分です。

2歳後半では「わらべうた」や「観察絵本」などの本がオススメです。

事物と動作、環境中心の物語のある絵本をチョイスしてあげてください。

3歳の子どもの絵本

3歳くらいになると、集中力も向上してきます。

物語のある絵本を見たり、聞いたりできる時間が長くなります。

この頃にパパ・ママが積極的に絵本に触れさせることで、将来的に読書が好きな子どもに育ちます。

3歳というのは、空想力が広がっていく時期です。

絵の力によって空想の世界を描けるように導く絵本を選択する必要があります。

具体的には、

  • 子どものよく知っている身近な題材を扱ったもの
  • 絵が大きくはっきり、美しい色で書かれたもの

この2点をポイントに選ぶようにしましょう。

そして、この時期に選んだ1冊の絵本をくり返し見させるようにすることで、頭の中の力を伸ばすことができます。

4歳の子どもの絵本

4歳にもなると、自分の身の回りの出来事、特に日常生活に即した内容に興味をもつことが多くなります。

場面ごとに事物の名前をよく言うようになったりします。

さらに人物の行動に関心を持つようになる子どもも居ます。

そんな子どもの傾向としては、自分が興味ある人物を主人公にして物語を作りだして遊びます。

もちろん、これらの傾向は大いに尊重してあげましょう。

仮に絵本の内容から逸脱するようなことがあるかもしれませんが、この年齢の子どもは自由な発想や興味を伸ばす時期でもあります。無理に絵本の内容に縛り付ける必要はありません。

のびのび楽しく絵本を見聞きできれば言うことはありません。

ぜひ、おおらかな気持ちで接してあげてください。

5歳の子どもの絵本

5歳ごろは、科学絵本図鑑に興味を持ち出す時期です。

4歳の頃と違うのは、自分の身近な生活全般へと範囲が広がります。

そして、日常生活に色々と関連づけることで、どんどんと想像力をたくましくします。

この頃から物語の展開にも興味をもつようになってきます。

登場人物の心の動きなどを少しずつ理解出来るようになって来る時期でもあります。

物語の内容を集中して聞くようになりますし、お話の中に出てくる言葉の意味やその使い方を覚えようとしたりします。

6歳の子どもの絵本

この時期は学年で言うと「小学校入学」レベルです。

つまり集団生活を実践的に学んでいく時期です。

頭で考えたり、感じたりする能力はだいぶ成長している時期です。

こと絵本を読み聞かせる場面では、物語の展開に重要な役割を果たす人物や事柄と、重要そうでないものとを区別することが出来るようになります。

また登場人物の心情などを理解しようとし、インプットするだけでなく、感じとった内容を自分の言葉で表現したりすることが出来るようになってきます。

 

【1歳~6歳】子どもの頃の読み聞かせは将来の能力を伸ばす!年齢別オススメ絵本の特徴を紹介まとめ

  • 3歳くらいまでは原色で描かれた視覚に刺激を与えるような挿絵のある絵本を選ぶ。
  • 4歳くらいからは中間色のようなぼんやりした色で描いてある挿絵の絵本を選ぶ。
  • 5歳くらいになったら、色のみでなく正確に描かれた絵、優れた構成がなされた挿絵のある絵本を選ぶ。さらに絵本のストーリー性も必要。挿絵と物語があったものが好ましい。
  • もちろん個人差があるので、子どもの成長や発達に応じて適宜絵本の選択が必要です。

 

絵本を選ぶというのは大変難しい作業です。

例えば学校の教科書は学年によって決められています。

市販の本でも「小学一年生」といった機械的に選べば問題ない本も数多くありますが、絵本は一筋縄ではいきません。

絵本の選択肢は無数にあります。

「この年齢ならコレ!」といった選択ができないからこそ、子供たちの各年齢や子供の発達の具合によって選んであげる必要があります。

適した時期に適した絵本を与えることで、子供たちの能力・脳力は爆発的に成長します。

一方で、絵本の本質というのは親子のコミュニケーションを深める物だと思っています。

知育・教育という側面ばかりに目を奪われ易いですが、読み聞かせをしてあげて子どもと同じ時間を共有することが絵本の1番の使い方です。

この記事が良い絵本と出会い、親子の絆を深めるきっかけになれば幸いです。

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参考文献・図書・サイト

福岡市教育委員会:子どもの読書活動に関する意識調査及び読書活動団体実態調査(2016)

佐藤公代:子どもの発達と絵本,愛媛大学教育学部紀要 第51巻第1号(2004)

保育の引き出し:絵本の読み聞かせにはどんなメリットがある?読み聞かせの方法とコツを解説

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