赤ちゃんの靴選びを理学療法士が解説!シューズのチェックポイント5選【基礎編】

健康
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王冠すずめ

整形外科勤務の理学療法士。得意分野は整形外科・小児リハビリ・義肢装具。【理学療法×育児】のメゾットでフィジカルを伸ばす子育てを実践中。子育てに必要な教育資金を確保するための投資についても発信。

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靴選びの重要性をご存知ですか?

靴売り場に置いてある商品の豊富さには驚かされます。棚一面にずらっと並んでいて、サイズも種類もより取り見取りです。

例えば、子どもが喜びそうなキャラクターものの靴だったり、靴底に笛が入っていて、歩くたびに「ピッ、ピッ」と音が鳴るもの、靴にライトが仕込んであるものなど。

各メーカーから趣向の凝らした商品が、それこそ競争するように所狭しと配列されています。

もしかしたら、今まで何気なく「かわいいから」とか「子どもの好きなキャラクターだから」と言った理由で買っていたかもしれません。

🚫ちょっと待ってください!

実は、子どもの足に合った靴を選ばないと

転びやすかったり、膝や足首、爪トラブルの原因になったりします。

子どもは自分で靴を選べませんので、パパ・ママがしっかりと良い靴を見極めてあげることが大切です。

王冠すずめ
王冠すずめ

今回は「足に良い靴の見分け方」についてご紹介します!

合わない靴は病気の原因

代表的な足のトラブル
・外反扁平足
・凹足
・外反母趾
その他にも「靴ズレ」「足ゆびの筋力低下」「バランス能力の低下」など様々な不調の原因になります。

足に合わない靴を履くことで、子どもの足は様々なトラブルに見舞われます。
ケガや病気以外にも、正常な活動が阻害されることによって正しい発達の邪魔になることも…

そんなトラブルを抱える前に、ちゃんと赤ちゃんの足に合った靴を選択できるようなパパ・ママになりましょう!

靴のチェックポイント一覧表

ここからは、総合的な靴のチェックポイントをご紹介します。

留め具
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つま先
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カカト
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高さ
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靴底
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機能足と靴の固定する足指を守るカカトの安定足首の固定足裏の保護
ポイントマジックテープ
2本タイプ
適度な幅と高さぐらつきが少ないかハイカット屈曲部が前1/3
備考着脱の簡便さ向きが斜め上
もしくは横向き
着脱の簡便さ

一見よく似た靴でも、自分の手で確かめないと分からないこともあります。

同じメーカー、同じ型番、同じサイズでも一足ずつクセがあることもありますので、必ず確認しましょう。

留め具

足の幅や甲高に合わせて調整ができるもの

  • マジックテープのもので、2本タイプがベスト
  • マジックテープ1本タイプなら幅広のものを選ぶ
  • 脱ぎ履ぎのしやすさ

子どもの足は、筋肉や骨の発達が未熟で非常に柔らかいため、体重を掛けると足の形が大きく変わります。(潰れた形になる)

そのため、子どもが履く靴は、留め具がしっかりしていないと簡単にすっぽ抜けたり、靴ずれなどのトラブルの原因となります。

固定する留め具は、ひも・ファスナー・マジックテープなど複数種類があります。

選定のポイントとしては、足の幅や甲高に併せて調整ができるものを選びましょう。

マジックテープの場合は、1本のシングルタイプのものより、2本のダブルタイプの方が子どもの足の形に合わせることが出来ますし、固定性も高くなりますのでオススメです。

脱ぎ履ぎのさせやすさも必ずチェックしてください。

子どもが小さい頃は、親が靴の着脱を手伝うことになりますから忘れず確認したいポイントです。

足を入れる間口は十分に確保されているか、実際に試してみるのが一番です。

特に着脱させやすいからといって、スリッポンタイプのものは避けるようにしてください。

つま先の形

靴の中で指が動かせるもの

  • 足の指が圧迫されない高さがある
  • つま先に適度な余裕(10~15㎜)があるもの

地面を踏み蹴るときに、足指は靴の中でに握り込む動きをします。

そのため、足指の動きを邪魔しない、ある程度余裕のあるものを選ぶ必要があります。

つま先の高さは足の指が圧迫されない背の高いものを選んでください。

歩き始めの時期は、足の指を使って蹴り出しがしっかり出来るような「つま先が少し盛り上がっている形」が好ましいです。

上から見た時に先が細くなっているものより、横に広くスペースのあるものを選びましょう。

つま先の余裕

日本フットケア学会雑誌2018 子どもの歩容を改善させる靴より

通常、適切なサイズの靴は、足を靴のカカト部分にくっつけた状態で捨て寸をとる必要があります。

大人の場合はこれだけで良いのですが、子どもの場合はさらに成長を見越してプラスアルファ(成長寸)が必要です。

子どもの足は柔らかく、立った姿勢で体重を掛けると縦横に広がります。

そのため、一般的には10~15ミリの余裕が必要です。

踵(カカト)の形状

踵がしっかりホールドされるもの

  • 荷重、非荷重時で踵周辺のスキマが無いか、ズレないか
  • 足首まで固定力のあるハイカットを選ぶ
  • 十分な月形芯があるか

踵の幅

実は、つま先の部分以上に大切なのはカカトの部分です。

子どものカカトはつま先に比べて成長がゆっくりですので、意外と盲点だったりします。

市販の靴の多くは、カカト部分の幅が大きく作られていることが多く、子どもの小さいカカトの骨に合った靴を探すのは容易ではありません。

カカトの幅が大きすぎると、歩いている時にずれて足首が不安定になってしまい不要な負荷を掛けます。

靴を履かせて荷重を掛けた状態で、左右から踵部分の遊びを確認、非荷重で左右上下に揺すりズレないかを確認します。

月形芯の大きさ

さらに、カカト部分に大きめの芯(月形芯)が入っているものはそれだけカカトのぐらつきを抑制してくれます。

月形芯を確認する場合は、靴のカカト部分を指で挟んで潰れなければOK!

靴の高さ

3歳まではハイカットがGood!

  • 実際に脱ぎ履きして、着脱の容易さを見る

子ども靴の高さはローカット(くるぶしが出ているもの)やミッドカット(くるぶし上まで)、ハイカット(足首まで隠れるもの)と様々な種類があります。

足の関節が未成熟な3歳くらいまでは内外側のぐらつきが大きいので、履き込みが深くてくるぶしまで覆うハイカットの靴を選ぶようにしましょう。

靴底の硬さ・厚さ

靴を曲げた時に前1/3で折れ曲がる靴を選ぶ

  • 靴底が厚過ぎても薄過ぎても良くない

靴を曲げた時に前1/3で折れ曲がる靴が正解

活動量が多くなって、走り回るようになってきたら靴底が適切な位置で曲がる靴を選択しましょう。

曲がる部分はおおむね前1/3(足指の付け根)の部分です。

靴底が硬すぎると、足指が上手く使えないばかりか足首への負担増にも繋がります。

まとめ-赤ちゃんの靴選びを理学療法士が解説!シューズのチェックポイント5選

留め具
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つま先
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カカト
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高さ
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靴底
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機能足と靴の固定する足指を守るカカトの安定足首の固定足裏の保護
ポイントマジックテープ
2本タイプ
適度な幅と高さぐらつきが少ないかハイカット屈曲部が前1/3
備考着脱の簡便さ向きが斜め上
もしくは横向き
着脱の簡便さ

赤ちゃんの足は発達途中。

骨も筋肉も未熟な状態で、しっかり身体を支えることができません。

その足でもちゃんと歩けるようにサポートしてくれるのが赤ちゃん靴の役割です。

ただ、間違った靴を履かせるとトラブルの原因にもなってしまいますので、しっかりと良い靴を見極める目を養うことが大切です。

↓理学療法士が選んだ!オススメシューズ

王冠すずめ
王冠すずめ

我が家のファーストシューズです。


参考文献・図書・サイト

鈴木良平:足と靴の在り方,日本義肢装具学会誌 Vol.9 No.3

中江陽一郎:小児の歩行の発達-歩行分析システムによる検討-,脳と発達33(2001)

細谷 聡:靴底の硬さが幼児の歩行に及ぼす影響,靴の医学Vol20 No.2(2006)

荒川 崇:足の発育発達

スクコム-実は間違いだらけ?子ども靴の正しいサイズの選び方って?-

NPO法人WISH「こどもの足」

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