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つみたてNISAができる投資信託「SBI・Vシリーズ」その特徴と強みを解説!

資産運用
この記事は約8分で読めます。

近年、つみたてNISAを始めとした株式投資を始める人が増えています。

つみたてNISAが可能な投資信託は数あれど、その中でも特に人気が集まっているのがSBI証券が取り扱う「SBI・Vシリーズ」です。

この「SBI・V・シリーズ」は直近で積立投資の契約件数を大きく伸ばしている投資信託です。

つみたてNISA 積立金額&設定数ランキング
  • SBI・V・S&P500インデックス・ファンド – 1位
  • SBI・V・全米株式インデックス・ファンド – 4位

ダイヤモンド ザイより (2021年6月分)

数あるファンドの中でも上位に食い込む人気ぶりとなっています。

なぜ、こんなにも人気を集めているのか。

今回は、話題の新ファンド「SBI・V・シリーズ」の人気の理由と、どこで契約(購入)すればいいのかについてご紹介します。

この記事のポイント
  • SBI・Vシリーズとは
  • それぞれのファンドの特徴・強み
  • SBI・Vシリーズは投資適格かの判断材料
  • 契約(購入)できる証券会社を紹介

SBI・Vシリーズとは

SBI証券より

SBI・Vシリーズとは、SBI証券が運用する投資信託の1つです。

もともと、「SBI・バンガード・S&P500」という商品を運用してきましたが、今回新たに2つの投資信託が加わり、「SBI・Vシリーズ」として扱われるようになりました。

SBI・Vシリーズには「SBI・V・S&P500」「SBI・V・全米株式」「SBI・V・米国高配当株式」の3つのファンドがあります。

そこに2021年6月より新しく募集開始された全米株式・米国高配当の2つが加わり3本のファンドをまとめて「SBI・Vシリーズ」と呼びます。

SBI・Vシリーズの特色

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SBI・V・S&P500
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SBI・V・全米株式
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SBI・V・米国高配当株式
投資対象ETFバンガード
S&P500 ETF
バンガード
トータルストック マーケット ETF
バンガード
米国高配当株式 ETF
ETF TickerVOOVTIVYM
ベンチマークS&P500CRSP US トータル・
マーケット・インデックス
FTSE ハイディビデンド・
イールド・インデックス
ETF経費率0.03%0.03%0.06%
信託報酬率
(年率/税込)
0.0938%0.0938%0.1238%
つみたてNISA可能可能不可
設定日2019/9/262021/6/292021/6/29
画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: c56364778e22f21b88c0f44205f93599.jpg詳細を見る詳細を見る詳細を見る

一覧表だけでは分かりにくい部分もありますので、各項目に沿って詳細を見ていきます。

ベンチマーク

ベンチマークとは
ベンチマークとは、投資信託が運用の指標としている指数(インデックス)のことです。

SBI・Vシリーズは、米国の指数と連動するETFを投資対象としたファンドです。

  • S&P500:米国の株式市場の約8割をカバー
  • 全米株式:米国株式の約3755銘柄(2021.6時点)のほぼ全てに投資可能
  • 米国高配当株式:米国株式市場の中で高配当銘柄を上から選んでいき、416銘柄(2021.6時点)に投資

チェックポイント

「S&P500」と「米国株式」はGAFAMを始めとした成長株の影響が強く、米国高配当株式は安定割安株の影響を受ける。

「SBI ・Vシリーズ」のベンチマークはどれも実績のある指数です。

通常、新しいファンドというものは実績が無いため、数年程度の成績を見てパフォーマンスの信頼が高くなってから購入する方が良いとされています。

ただし、「SBI・Vシリーズ」自体は新しいファンドでも、投資対象が実績のあるETFを買い付けることを考えると、バックボーンは確かな物であると推測できます。

ファンドの信託報酬

信託報酬(保有コスト)とは
信託報酬とは、投資信託を管理・運用してもらうための経費として、投資信託を保有している間はずっと投資家が支払い続ける費用のことです。
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SBI・V・S&P500
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SBI・V・全米株式
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SBI・V・米国高配当株式
信託報酬率
(年率/税込)
0.0938%0.0938%0.1238%
委託会社0.0242%0.0242%0.0242%
販売会社0.0242%0.0242%0.0242%
受託会社0.0154%0.0154%0.0154%
ETF経費率0.3%0.3%0.6%

SBI・Vシリーズの信託報酬はS&P500・全米株式が0.0938%、米国高配当株式が0.1238%となっています。

この信託報酬の違いは、ETF経費率の差によるものでETFそのものの費用が高いためことに由来しています。

そのため米国高配当のみ、他のファンドより高い信託報酬率となっています。

ちなみに、SBI証券が運用するための経費(運用報酬)は3本とも同じで0.0638%です。

つみたてNISA

つみたてNISAとは
つみたてNISAとは、特に少額からの長期・積立・分散投資を支援するための国の非課税制度です。(2018.1~)
対象商品は、手数料が低水準、頻繁に分配金が支払われないなど、金融庁の厳しい審査に合格した株式投資信託とETFに限定されています。

S&P500と全米株式はつみたてNISAの対象です。その一方で米国高配当のみ対象外となっています。

米国高配当のベンチマークであるFTSE のハイディビデント・イールド・インデックス自体がつみたてNISAの採用を認められていないため、対象から外れています。

決して指数の優劣を決めるものではありませんが、つみたてNISAは金融庁が厳選する狭き門ですので、こればっかりはしょうがありません。

SBI・Vシリーズは投資適格?判断材料を紹介

結局のところ、投資するからには個人投資家の関心事は「資産が安定して増加する可能性が高いかどうか」です。

そこで、「SBI・Vシリーズ」が信頼に足る投資先なのか、投資適格な商品かについて考えてみます。

材料① 長期的に右肩上がりのチャート

logmiBizより引用

グラフは2011年5月を100と起点とした場合、2020年3月まではどれもほぼ同じ様に推移しています。

2020年3月を起点に米国高配当のパフォーマンスが低下している理由は、コロナショックからのリバウンドの差となって現れています。

実際、昨年のショック後はZOOMを始めとしたグロース株の成長で高配当のバリュー銘柄のパフォーマンスが総じて悪かったのが影響しています。

今年に入ってからは米国高配当が優位に

ただし、2020年12月の価格を起点とした場合、米国高配当のベンチマークの方が高いパフォーマンスを示しています。

これは、アメリカの景気回復を追い風にして、安定割安株が買われ始めていることが影響しています。

総じてSBI・Vシリーズのベンチマークは右肩上がりですので、一時的なパフォーマンスの優劣はあれど、個人の資産拡大には貢献してくれそうなファンドたちです。

材料② 類似のファンドと比較して手数料が最安!

同程度の他社商品との比較して「SBI・Vシリーズ」の強みについて検討してみます。

SBI・V・S&P500と他社比較

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SBI・V・S&P500
eMaxis slim S&P500
ベンチマーク
(BM)
S&P500指数
(円換算ベース)
S&P500指数
(円換算ベース)
スキームETF(VOO)に投資米国の株式に投資
信託報酬率
(年率/税込)
0.0938%程度0.0968%
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S&P500連動型のインデックスファンドには「eMaxis slimS&P500」があります。

「SBI・V・S&P500」と「emaxis slim S&P500」の投資スキームこそ違えど、ほぼ同等の商品と考えて問題はありません。

その上で信託報酬は「SBI・V・S&P500」が勝っています。

SBI・V・全米株式と他社比較

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SBI・V・全米株式
楽天・全米株式
インデックス・ファンド
ベンチマーク
(BM)
CRSP US トータル・
マーケット・インデックス
CRSP US トータル・
マーケット・インデックス
スキームETF(VTI)に投資ETF(VTI)に投資
信託報酬率
(年率/税込)
0.0938%0.162%
画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: c56364778e22f21b88c0f44205f93599.jpg詳細を見る詳細を見る

「SBI・V・全米株式」と「楽天・全米株式 インデックス・ファンド」はベンチマークもスキームも同じです。

同じ商品なら手数料の安いSBI・V・全米株式に軍配が上がります。

SBI・V・米国高配当株式市場と他社比較

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 277d6ee6eb555fbb056bb3aa0e795959.jpg
SBI・V・米国高配当株式
楽天・高配当株式
インデックス・ファンド
ベンチマーク
(BM)
FTSE ハイディビデンド・
イールド・インデックス
FTSE ハイディビデンド・
イールド・インデックス
スキームETF(VYM)に投資ETF(VYM)に投資
信託報酬率
(年率/税込)
0.1238%0.192%
画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: c56364778e22f21b88c0f44205f93599.jpg詳細を見る詳細を見る

米国高配当ファンドの競合も楽天の商品です。

こちらに関しても、ベンチマーク・スキーム共に同じものを使っている上で、SBIの方が手数料が安く済みます。

ただ、「SBI・Vシリーズ 新ファンド設定記念ミーティング」を聞く限りでは、これからも競合他社の価格競争にも対抗していく姿勢を見せていますので、さらにコストダウンもあり得ます。

SBI・Vシリーズの取り扱い証券会社

ここまでを見ると、SBI・Vシリーズは投資冥利のあるファンドです。

ただし「SBI証券」のみの取り扱いになるため、口座をお持ちでない方は新しく開設する必要があります。

SBI証券の口座開設はこちらから。

まとめ

  • SBI・V・シリーズに使われている指数は安心できる
  • 保有コストが一番安い!この先も低価格化の可能性もあり
  • SBI・Vシリーズは「SBI証券」のみの取り扱い

積み立て投資はドルコスト平均法を使って長期で資産形成していくことが大道だとされています。

ファンドでの資産運用では維持コストが毎日掛かってくるため、長期間保有を前提とするならば少しでもコストの安い商品を持つのが得策といえます。

つまり、保有コストが低く、それなりのリターンが期待できる「SBI・Vシリーズ」は、大切なお金の投資先としては最適解に近い商品だと思います。

ガイダンス

この記事の内容は、あくまでも管理人独自の投資情報です。内容の正確性の保証は致しかねます。また一部の銘柄などを推奨するものではありませんので併せてご了承ください。

※この記事は2021.8当時のものです。最新のデータと異なる場合があります。

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