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東京個別指導学院(4745)は10万円以下で買える高利回り株主優待銘柄!

株主優待
この記事は約12分で読めます。

今回は株主優待で人気の【東京個別指導学院(4745)】についてご紹介します。

現在この企業は10万円以下で買える上に総合利回りが高く、これから優待投資を始めるのにオススメの銘柄です。

王冠すずめ
王冠すずめ

優待大好きの王冠すずめも100株だけ保有しています!

ただ、利回りや優待が良いからといって安易に飛びつくと痛い目に会うことも…

投資家A
投資家A

利回り10%を買ったら株価下がった!

投資家B
投資家B

株主優待が廃止されちゃった!

投資家C
投資家C

倒産して紙きれになった!

こうした失敗をしないためには、銘柄を選ぶ際に利回りの高さだけに目を奪われてはいけません。

基本的に長期間に渡って高配当を維持している企業というのは「今後の成長が見込めない会社だが安定的な経営が出来ている」いわゆるおじいちゃん企業です。成長性が無いため、会社として新たな投資はしない代わりに利益を株主に還元する方針の企業が高配当となる所以です。

中には経営がガタガタで株価が暴落した結果、高配当となっている場合もありますし、年間の利益以上に配当として還元している企業でいつ減配されてもおかしくない場合など、いわゆる「罠銘柄」なんていうのも高配当の世界には多数存在します。

そんな罠銘柄に引っかからないためにも企業分析は必須です。

特にコロナ・ショックの影響により、業績の悪化を予想して株価の下落に見舞われている大企業も少なくありません。その一方で増収・増益で上方修正している企業もあります。高配当だからといって安易に飛びつかず、必ず業績の健全性を調べてから、買う、買わないを決めるようにしたいですね。

王冠すずめ
王冠すずめ

時間の無い人に、記事の要約だよ!

【要約】4745 東京個別指導学院

優待狙いで少数保有はアリ!

  • 100株保有で総合利回り5.8%
  • 2021年度は減収・減益も配当・優待は維持
  • 下期は生徒数回復傾向、新規教室も開校増加、講師数増加

東京個別指導学院(4745)の事業概要

株式会社東京個別指導学院は、東京個別指導学院・関西個別指導学院の名称の個別指導塾(261教室・生徒数3万5000名前後、全直営校)を東京・神奈川・埼玉・千葉・愛知・大阪・兵庫・京都・福岡に展開しているベネッセグループの株式会社。

個別指導塾のほかに、小学生対象のベネッセサイエンス教室、未就学児・小学生対象のベネッセ文章表現教室を運営している。

wikipediaより引用

学習塾(上場企業)ランキング

まずは東京個別指導学院が同業他社と比較した場合に、どの立場に居るのかを確認します。

現在(2021.10)上場している学習塾関連企業は18社「かぶれんー学習塾(上場企業)ランキングより引用」です。

優待は100株での内容のみピックアップしています。

企業名
(コード)
ブランド名売上高営業利益利益率
(ROE)
利益率
(ROA)
自己資本比率PERPBRミックス係数(※)配当優待
(100株)
総合利回り
ナガセ
(9733)
東進ハイスクール
東進衛星予備校
458億45億12.2%3.4%28.3%13.62.5935.221302.34%
早稲田アカデミー
(4718)
早稲田アカデミー254億10億4.2%2.8%59.9%18.41.7432.0115下記参照8.8%
14.2%
リソー教育
(4714)
個別進学指導TOMAS
医学部受験指導専門校「メディックTOMAS」
252億10億8.8%4.0%39.6%29.211.77341.649.53.05%
京進
(4735)
京進笙中部
京進スクール・ワン
231億0.7億5.1%0.9%17.3%21.61.1524.847.31.36%
東京個別指導学院(4745)東京個別指導学院
関西個別指導学院
191億6億2.8%2.2%73.1%20.04.4088.0026カタログ優待品
1,500円相当
6.9%
明光ネットワークジャパン(4668)明光義塾
早稲田アカデミー個別進学館
182億2億▲18.7%▲15.9%65.6%19.81.5230.0920QUOカード
3年未満:500円分
3年以上:1500円分
4.3%
6.08%
ウィザス
(9696)
第一ゼミナール
ファロス個別指導学院
162億11億11.8%3.9%29.8%8.81.4112.40162.78%
市進ホールディングス
(4645)
市進学院
小太郎塾
160億5億▲20.9%▲3.2%11.2%10.42.5826.838300株以上2.2%
進学会ホールディングス
(9760)
北大学増進会
東大進学会
118億▲39億▲16.2%▲8.4%30.3%0.4415QUOカード1,000円+株主優待券3,000円分13.0%
スプリックス
(7030)
森塾
湘南ゼミナール
118億17億14.6%10%42.816.11.9731.71313.3%
成学社
(2179)
開成教育セミナー
個別指導学院フリーステップ
116億0.2億▲4.1%▲1.2%27.9%25.94.77123.546QUOカード1,000円分×23.6%
学究社
(9769)
ena112億18億27.3%11.4%43.7%12.64.1051.6665QUOカード
1,000円分
5.4%
ステップ
(9795)
高校受験STEP
大学受験STEP
109億19億6.5%5.2%85.6%12.11.3316.0945QUOカード
6ヶ月未満500円分~2年以上2,000円分
2.8%
~3.6%
秀英予備校
(4678)
秀英予備校108億3億3.3%1.3%38.4%2.41.212.908図書カード
500円分
3.1%
城南進学研究社
(4720)
城南予備校
城南コベッツ
57億▲6億▲31.2%▲18.0%46.6%17.51.2822.45QUOカード
500円分
2.4%

(9778)

受験ラサール
すばる個別指導
東進衛星予備校(FC)
36億1億▲1.9%▲0.9%47.4%6.10.553.35120QUOカード
3,000円分
&りんご3Kg
3.3%
(りんご除く)
クリップコーポレーション
(4705)
PICL学習教室
遊comm.
東京進学塾CLIP
螢雪パーソナル東京
稲門パーソナル
31億2億1.7%1.5%84.1%11.30.728.13404.8%
すららネット
(3998)
16億5億34.9%21.3%79.3%60.312.73787.270自社受講割引価格0%

※表内の数字は四季報(2021秋号)から持ってきています。

※「ブランド名」は塾講師ナビより引用、一部追記

(※)ミックス係数とは
当期純利益と純資産から現時点の株価の割安性を評価する指標です。
PER(株価収益率)×PBR(株価純資産倍率)

ベンジャミン・グレアム氏は、ミックス係数が22.5よりも小さな銘柄が割安株だと述べています。ただし、この22.5という数値は米国株に当てはめた時の数値ということで、日本株の場合にはこの更に半分の11.25が妥当という見方もあります。
Kabutanより引用

東京個別指導学院の売り上げ高は上場企業の中では5位(四季報2021.秋号)です。

非上場の会社を含めた「学習塾売上ランキング(塾講師ナビより引用)」では2017年度の売り上げは8位/50社と比較的上位に位置している企業です。

東京個別指導学院の配当&優待内容

株主優待制度

東京個別指導学院の優待は「カタログギフト」です。プレゼントを選べる楽しみもたまには面白そうです。

保有数・保有年数に関わらず、100株以上で優待品1点が貰えます。

2021年度 東京個別指導学院 「株主優待・株主還元方針」より

※カタログ掲載アイテムは毎回変更されます。

参考までに、各種優待品の価値を調べてみました。

優待内容市場価格ソース
1. 魚沼産コシヒカリ1kg820円
(送料別)
詳細
2. 神戸紅茶 生紅茶
KOBE TASTING BOX
972円
(送料別)
詳細
3. カゴメ
すこやかファミリーギフト
1,179円
(送料別)
詳細
4. 全日本味くらべ
5食セット
1,717円
(送料込み)
詳細
5. Premium 
フルーツバームセットA
1,080円
(送料別)
詳細
6. 今治
ぼかし織りタオルセット
1,515円
(送料込み)
詳細
7. 公益財団法人
ベネッセこども基金への寄付
8. 図書カード
(1,500円分)
1,500円

だいたい送料込みで1,500円相当です。重量物などは送料がかかるので市場価格は低くなりがちな印象です。

7. 公益財団法人ベネッセこども基金への寄付は、株主38名が選択されたようです。奇特な方もいらっしゃるようですね(*^_^*)

1株配当実績

東京個別指導学院の株主還元方針として、配当性向50%以上を公表しています。「東京個別指導学院(株主優待・株主還元方針)より」

直近5年間の配当実績です。

今期の配当は据え置きの26円を予定しています。

2017年26円
2018年26円
2019年26円
2020年26円
2021年26円

直近の株価1,000円で計算すると、総合利回りは2%水準とまぁまぁな数字です。直近5年ではほぼ同水準の利回りとなっており、株価も適正水準レベルです。

総合利回り

2021.11.5時点の終値が699円です。

100株保有時の総合利回りは5.8%

(株価699円、1株配当23円、優待1,500円で計算)と高利回りです。

王冠すずめ
王冠すずめ

図書カードで次の四季報でも買いましょう!

企業情報を調べてみた!

株主優待や配当が高くて魅力的に映りますが、企業が安定して株主還元するには安定した収益が必須です。

ここでは東京個別指導学院がこれからも株主還元し続けてくれるのか考察するために情報を精査していきます。

売上高・営業利益の単位は億円

※売上高、営業利益の単位は億円。端数は省略しています。

売上高、営業利益共に2012年を底に徐々に増加していますが、2021年は営業利益率が大きく減少しています。

営業利益 減少理由

新型コロナウイルス感染拡大によって、

  • 第1四半期の休校
  • 2021年5月の授業料の請求停止
  • 春・夏の新規入会者の募集活動が出来なかった結果、期中平均の在籍生徒数の減少

ただ、期末にかけて業績は急拡大しており、2021.2末時点での在籍生徒数は前年同月比97.1%と2020年度と同等の水準にまで回復しているようです。

講師数も増えています。これは、同社が今後も企業の成長性を見越した上での判断だと思いますので、「講師数が増える→授業数が増える→同社の売上高が増える→株主への安定的還元が期待できる」と予測しています。

自己資本比率

自己資本比率は倒産リスクを見る上で必要です。一般的に40%を下回ると高リスクと判断できます。

東京個別指導学院の自己資本比率の推移をグラフにまとめてみました。

グラフで見ると、過去10年間でおよそ10%減少しています。

東京個別指導学院は無借金経営(2020年2月期 決算短信より)ですので、それと相まって、まだまだ余力十分といったところではないでしょうか。

今後数年間は安心して保有できそうな推移です。

配当性向

【利益還元方針】

  1. 配当性向は50%以上を維持します。
  2. 今後の業績推移や成長投資、事業継続性等を勘案しながら、安定的な利益還元に努めてまいります。

東京個別指導学院 株主還元方針」より引用

配当性向は今後の減配リスクを見る上で重要な指標です。

東京個別指導学院の今期の配当性向は99.8%、配当金は26円を予定しています。

※表内の数字は「IR BANK」より引用

2021年に大きく利益を落としていましたが、減配せず配当を維持しました。そのため配当性向が利益を超えて278%と異次元の数値となっています。

これは逆に解釈すると、同社の株主還元への並々ならぬ意思を感じます。今期はほぼ利益100%を還元してくれそうですが、今後もこの水準を継続するのは難しいです。2020年度の水準に戻ることを節に願うばかりです。

同社の今後の成長性を注視していく必要がありそうです。

●純資産配当性向(DOE)

2013年2014年2015年2016年2017年2018年2019年2020年2021年
5.0%4.8%5.9%16.5%17.2%16.8%16.0%14.7%15.7%

純資産配当性向(DOE)を見ると、2016年より15、6%前後を推移しています。

DOEとは
英語表記「Dividend on equity ratio」の略で「株主資本配当率」のこと。企業が株主資本に対してどの程度の配当を支払っているかを示す指標です。配当水準を示す指標としては、当期純利益に対する配当額を表す配当性向が一般的ですが、当期純利益は変動幅が大きいため、株主還元の状況を示す指標として近年では株主資本を基準にしたDOEを採用する企業が増えています。
株主資本配当率(DOE)=年間配当総額÷株主資本×100 (%)
または、
株主資本配当率(DOE)=配当性向×自己資本利益率(ROE)×100 (%)
「三井住友DSアセットマネジメント(わかりやすい用語解説:DOE)」より引用

現状の確認と今後の展望

東京個別指導学院が今後も業績を伸ばしていく上で力を入れている分野やトピックをピックアップしてみました。

新規教室オープン

東京個別指導学院はコロナ禍でも教室数を増やしています。

教室名所在開校時期リンク
千歳烏山南口教室東京都世田谷区2021.3.1詳細を見る
国領教室東京都調布市2021.3.1詳細を見る
武蔵中原教室神奈川県川崎市2021.6.1詳細を見る
三田教室東京都港区2021.6.16詳細を見る
金町教室東京都葛飾区2021.9.1詳細を見る
茗荷谷教室東京都文京区2021.10.11詳細を見る

講師数も増加傾向ですので、先行投資も進めているような印象です。今後の在籍生徒数の推移にも注目です。

ハイブリッド個別指導

新型コロナウイルスの感染拡大が進んだ受験期の直前、冬期講習会においては、9千名を超える受験生を中心とする生徒に、オンライン個別指導によっって学びを続けていただくことができました。

さらに、お客さまのご都合に合わせてオンラインと対面指導を切り替えられるハイブリット個別指導として活用が進んでおり、利便性の向上といった付加価値に結びついています。

第38期期末株主通信より引用

2020年6月より開始したオンライン個別指導サービスが好調の滑り出しのようです。

従来の対面型個別教室以外にもオンラインを活用したスタイルは今後成長を見込める分野だと思っています。

他の指導塾銘柄も同様のサービスを展開し始めており、今後のスタンダートになり得るものですので、しっかり環境を整えていって欲しい所です。この分野の進捗具合も注視すべき内容ではないでしょうか。

東京個別指導学院のまとめ

まとめ
  • 配当&優待の総合利回りは5.8%と高利回り銘柄
  • 直近の業績はコロナの影響で減収・減益
  • 厳しい環境の中で優待&配当は維持。過去の実績も併せて株主還元姿勢は旺盛と判断。
  • 今後の企業としての成長性もある。→中期的に保有はアリ。

東京個別指導学院の保有は「少数かつ中期的」保有はアリだと考えています。

ただし、少子高齢化の背景を考えると、学習塾関連は斜陽産業です。進学特化を推し進めれば生き残りの道も残されていますが、超長期では行き先不透明感が拭えません。

そのため、10年スパンの長期保有は都度検討する必要がありそうです。

このページは管理人が行っている株主優待の記録用です。記事の内容も執筆時のものであり、内容の正確性は保証致しかねますので、あらかじめご了承下さい。また特定の銘柄を推奨するものではありませんので、併せてご理解の程お願い致します

この記事を書いた人

整形外科勤務の白衣の肉体労働者。理学療法士の視点から子育てに関する情報を発信する予定が最近は投資関係の話題ばかり。最近はブロックチェーンゲーム「Walken」の内容を中心に発信。

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