乳幼児の赤ちゃんがいる母親のストレス原因とは

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アラフォー夫婦。パパは整形外科勤務の理学療法士。得意分野は整形外科・小児リハビリ・義肢装具。ママは子育て真っ最中の専業主婦。メディカルアロマリハビリテーションセラピスト。【理学療法×育児】のメゾットでフィジカルを伸ばす子育てを実践中。

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育児をするということは楽しいことばかりではありません。夜泣きやミルクなどの苦労や赤ちゃんの体調への心配、自分の思い通りにいかないイライラなど…。母親は常に色々なストレスに晒されています。

子育てのストレスから、育児ノイローゼになってしまう母親問題も指摘されるなど、他人事ではありません。

子育てママの育児は365日休む暇も与えてはくれません。

そんな中で、自分の心の平穏を保つのは容易ではないことは簡単に想像できます。

一方で、ただストレスに耐えるだけの生活では心を病んでしまいます。

ストレスは育児をする上で避けては通れませんが、上手くコントロールすることで今の生活を楽にすることができます。

そのためにも、自分のストレスはどこから来るのか。

世の中の育児ママのストレスの原因と傾向を知ることは必須です。

そこで、今回は「子育てママ184人に聞いた母親のストレス要因」についてご紹介します。

より内容を詳しく知りたい方は、参考文献欄よりPDFがダウンロードできますので、そちらよりご確認ください(^^*

乳幼児の赤ちゃんがいる母親のストレス要因ー結論ー

  • 乳幼児を持つ母親の育児ストレスは7項目に分類される。(①夫への不満、②育児の理想と現実、③子どもの発達、④自分の体調、⑤育児環境、⑥アイデンティティ喪失、⑦子ども特有の性質)
  • 自身の身近な問題に関する①~④は比較的ストレスが低い。
  • 自分ではコントロールできない⑤~⑦に関して強いストレスを感じる傾向にある。

育児ストレスとは

育児ストレスとは、子どもの育児環境によって受けるストレスのことを指しています。

育児ストレスは、子どもの育児に伴って生まれるストレスで、特に母親の育児ストレスがよく取り上げられますが、両親それぞれが経験するものです。

この育児ストレスは父親・母親で特徴が異なりますが、多くは孤独感や不安、イライラなどのを感じやすくなるのが特徴で、結果として夫婦関係が悪化したり、精神的な不調に繋がる、最悪の場合には子どもの虐待の原因となってしまうこともあります。

母親の育児ストレス項目別内容

184人の母親に聞いた!ー属性紹介ー

対象の母親は20代、30代が多く、就労状況は無職(専業主婦)が中心で、子どもの年齢は平均1.96人(1~5人)で再頻値は2人、家族状況は核家族がほとんどです。

村上京子他:乳幼児を持つ母親の育児ストレスに関する要因の分析より一部改変

母親の育児ストレスの種類は7項目あります。

1.夫の育児態度に対する不満

夫の育児に対する姿勢は、少なからず母親のストレスに影響します。

仕事から帰ってきても子どもを構うこともせず、晩ご飯食べて寝るだけ…。

休日も遊びに行ったっきり帰ってこない、珍しく家に居たと思ってもゴロゴロするばっかでオムツ交換もご飯やお風呂に入れる事も無い。

日曜日でも家事・育児に休日は存在しません。

そんなことすら分からない(もしくは分からないフリなのか)父親は存在そのものがストレスです。

2.育児の理想と現実に対する不満

育児に高い理想をもっている母親に多いのがこのストレスです。

育児で手を抜いたりすること自体が「自分はダメな母親だ」とプレッシャーに感じてしまう傾向にあります。

また、子どもの悪い面を見て、自分の子育てに問題があるのではないかと不安に駆られてしまうのが、この項目に当てはまります。

3.子どもの発達に対する懸念

子どもの成長への気がかりは尽きません。

病気をはじめ、友だちと良好な関係を築けるのか、子どもの性格や能力に対する心配は暇がないのが実情です。

子どもの発達に対する懸念は、裏を返せば「子どもが大切だからこそ心配してしまう」残念ながら、その愛情が深ければ深いほどストレスになってしまうのです。

4.体調と周囲との調整困難

乳幼児の育児は本当に大変です。

数時間置きのミルクやおしめの交換、寝かしつけなど、それこそ母親は寝る間を惜しんで子育てに専念します。

しかし、母親の体力にも限界があります。慣れない育児で疲労の蓄積や慢性的な睡眠不足に悩む方も少なくありません。

そんな中、周囲に相談や頼れない環境でひとりで子育てをしている母親のストレスは高くなってしまいます。

5.育児環境の不備に対する不満

育児環境でストレスとなりやすいのが金銭問題です。

子育てをするのには何かと入り用です。

赤ちゃんの身の回りのものを用意するのもそうですし、服や靴はすぐにサイズアウトします。オムツなどはそれこそ定期的に購入し続けるため金銭的負担は常につきまといます。

今までは夫婦共働きで収入を得ていたのに、出産を機に退職、収入減少のダブルパンチで急激に金銭面での負担が増す家庭が多く存在します。

仮に母親が働き続けた場合にも、保育料など多額の出費となりますので金銭面で家計が圧迫されやすくなるのは同様です。

特に家計ギリギリの家庭は子育てに充てられる家計が不足しそうで不安と思っている母親が多い傾向にあります。

6.アイデンティティ喪失に対する脅威

再就職を心配してストレスとなっている。

現在専業主婦の母親にとって再就職問題は深刻です。

正社員で働いていたのに、結婚・出産で仕事を失い、子育てに余裕ができた頃に元の収入を得ることは日本の労働環境では難しいのが現状です。

仕事をして収入を得ることは自身の価値観にも高い関係性があることから、高いストレスの原因になっています。

7.子どもに対するコントロール不可能感

子どもが自己本位で行動することは、当たり前です。

「言うことを聞かない」「ワガママ過ぎる」「泣く・騒ぐ」

こんな子ども特有の行動にストレスを感じる母親は少なくありません。

子どもにとっては、人間として社会生活に適応する前段階の動物的・本能的な部分を目の当たりにするのは当然です。

しかし、母親の立場に立てばそんなこと言っていられません。

常に一緒に居る母親にとって、自分のコントロールが効かないことにイライラしてしまいます。

育児ストレスは母親の年齢によって傾向がある

20代の母親で高いストレスとなっているのが「育児の理想と現実に対する不安」、30代では「体調と周囲との調整困難」、40代は「育児の理想と現実に対する不安」「体調と周囲との調整困難」の項目で特徴が分かれていました。

また、「育児環境の不備に対する不満」「アイデンティティの喪失に対する脅威」「子どもに対するコントロール不可能感」では総じて母親の育児ストレスが高い傾向にあります。

これは、夫の育児協力、育児に対するとらえ方、体調をみながら調整を行うことは、家族や自分の身近な存在として比較的調整が可能であるが、子どもの遊ぶ場所、就労などの社会的環境、子どもが予測以上に思うようにならない場面など、調整困難な事柄に対してストレスが高くなるという結果でした。

子どもに対しては、いたずらをする、駄々をこねるなど、手に負えない状態になることにストレスを感じる母親が多い傾向にあります。

高ストレスな項目が並ぶ一方で、「夫の育児態度に対する不満」「育児の理想と現実に対する不安」「子どもの発達に対する懸念」「体調と周囲との調節困難」に対する育児ストレスは低い傾向にあります。

それは、母親にとって最も身近な存在は夫であり、夫の協力的態度や母親自身を支えてくれるという意識は母親の育児に対する満足感を高めることに繋がることからストレスが低く出やすいということです。

夫との関係や母親の育児をどのようにとらえているかは育児を遂行する際のストレッサーとなり、親子関係にも影響を及ぼすが、今回の結果では比較的肯定的にとらえられていたことが分かりました。

 

乳幼児の赤ちゃんがいる母親のストレス原因とはーまとめー

乳幼児を持つ母親の育児ストレスは7項目に分類される。

(①夫への不満、②育児の理想と現実、③子どもの発達、④自分の体調、⑤育児環境、⑥アイデンティティ喪失、⑦子ども特有の性質)

母親自身の身近な問題に関する①夫への不満、②育児の理想と現実、③子どもの発達、④自分の体調に関する項目は比較的ストレスが低い。

一方で、自分ではコントロールできない⑤育児環境、⑥アイデンティティの喪失、⑦子ども特有の性質に関して強いストレスを感じる傾向にある。

多くの母親の傾向として「自分では思うように出来ない」部分がストレスを大きく感じてしまう傾向にあることがわかりました。

コントロール不能なものに関しては、ストレスをうまく受け流す体質を作ることが大切です。

ストレス解消法に関しては、いくつか方法がありますが、ご自分の生活スタイルにあったものを無理の無い範囲で取り入れてみるのも1つの方法なのかもしれません。

参考文献・図書・サイト

村上京子他:乳幼児を持つ母親の育児ストレスに関する要因の分析

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