子どもに病気やケガはつきものです。
我が家のおチビは肌に湿疹ができやすい体質なので、定期的に小児科に受診してお薬を出してもらっています。
いつもは病院近くの薬局で処方してもらっていたのですが、
その日はたまたま用事があったので、別の薬局で院外処方をお願いしました。
その時に受けた対応に不安を覚える経験をしました。
今回行った薬局はハズレだったので、極力ハズレを引かないためにはどうするべきか、調べてみました。
他のママたちは薬局選びどうしているのかな?
結論:多数の親は利便性と環境要因で選んでいた。
アンケートでは約6割もの保護者が「かかりつけ薬局がある」と回答されています。
どんな理由で薬局を選びますか?
利便性・環境要因で選ぶ
- 病院の近くの薬局でないと薬の在庫がない。
- 薬を処方した履歴がある。
- 初回アンケートの再度の記載の必要がない。
- だいたいの待ち時間がわかる。
このように、利便性や環境要因で薬局を選ぶ親が多数を占めています。
人的要因で選ぶ
その一方で、薬剤師に対する「安心感・信頼感」もかかりつけ薬局に選ぶ理由も少なくありませんでした。
- 専門家からの丁寧な説明
- のませ方のアドバイス
- 疑義紹介
- 医師との仲立ち
- 子育て経験者としての対応
- 言葉による安心
- 態度による安心
病気の子どもを持つ親は落ちこんでいたり、不安になっていることが多くあります。
その不安な心情を汲み取った上で、薬剤師の丁寧な説明やアドバイスがあれば心理的な負担も軽減します。
先日こんなツイートをしました
我が子は湿疹があるので定期的に薬を貰いに行きます。
いつもとは違う薬局で処方箋を出したら「何も言われずジェネリック出されました。」
帰ってから気づいたけど、そこには二度と行きません。— パパ&ママ@子育てブロガー (@reha_assess) December 4, 2020
もちろんジェネリック医薬品の有用性は理解しています。
しかし、子どもに使うものなので処方せん通りの薬を希望していました。
いつもの薬局ではジェネリックの話はしていて、いつも希望通りに出して頂いていたので安心していましたが、今回は黙って出されたことにショックを受けました。
普通はジェネリックに変更する時は一声掛けるだろうという認識でしたので余計にガッカリ。
結局は何も言わずに使いましたが、モヤモヤとした気持ちは残りました。
おもわず、つぶやいちゃいました…
薬剤師の対応に不安になる原因
不安要素についてママの声を集めてみました!
説明
専門的な見地からの説明不足
- 薬に対する質問にきちんと説明してくれないので自分でネットで調べた。
- 薬の袋や紙に服用回数は記載されてあるが、薬剤師から再度説明が欲しかった。
確認
専門的見地からの確認不足
- 継続利用しているのに履歴を全く把握していない。
医師との関係
医師との説明の食い違い
- 病院で医師から聞いた薬の効果と薬剤師の説明に食い違いがあった。
- 医師の指示と違うことを言われた。
医師への安易な確認
- すぐ「病院の先生に聞いてみます」と言う。
コミュニケーション
言葉・態度による不安
- 「どうしたの?」と聞いてくるが、何かを話してくれるわけでもなく、聞く意図がわからない。
- 淡々と厳しく説明された。
- 質問に答えたら、首をかしげられた。
このように、様々な要因が不安を増幅させる要因になります。
信頼できない薬局から出された薬は、例え薬自体が間違っていなくても使うことを躊躇ってしまいます。
大切な子どもに使うお薬ですから、親も安心して使いたいと思うのは当然です。
安心できる薬局の条件
説明
丁寧な説明が病気の子どもを持つ親の安心材料になる
- 効果的な服用や副作用についての説明がなされているか。
- 服用に関して間違えそうな点を説明してくれているか(朝・夕で薬の数が違うなど)
飲ませ方のアドバイス
子どもが飲むことを留意してアドバイスしてくれているか
子どもは気分によって薬を拒否するシーンもあります。
そんな中でも親はなんとかして薬を飲んで貰おうと必死になることは容易に想像できます。
それを踏まえた上で、アドバイスができる薬局は安心できるものです。
例えば、
- ”毎食後服用”の薬でも子どもにスムーズに飲ませるためには食前でも可能なのか。
- 月齢によって飲ませるコツを教えてくれる。
ちょっとしたアドバイスがあると、親としては薬に対して不必要に気負うこともなくなります。
確認
必要以上の確認されると専門家としての信頼に疑問をもってしまいますが、
確認してくれることは基本的に安心材料。
- 薬の説明書の「要・不要」の確認。
- 高熱が出ている時は今すぐ飲ませて帰りたいかの確認など。
- 医師からどのように説明があったかの確認。
スタッフの言動・態度
子どもと一緒だという配慮や子どもへの声かけなどの対応も大事なポイント。
- 子どもにも「辛いけど頑張ってね!」「頑張って薬のんでね!」などの声かけ。
- 共感や前向きな言葉をかけてくれる。
- 月年齢の低い子どもと一緒の場合は、席まで持ってきてくれる。
- はじめての薬でない場合、薬の説明は手短にしてくれる。
幼い子を持つ親が薬局の薬剤師に求めることまとめ
薬局は子どもが病気になった時に最後に利用する医療機関です。
そこに居る薬剤師さんの対応ひとつで安心したり不安が増したりします。
多くの親は利便性と環境要因で薬局を決めていますが、人的要因も軽視できない要因です。
特に子どもが病気になったら親は神経質になっていることは容易に想像できます。
薬剤師としての専門的知識はもちろんのことですが、それ以外の言動・態度の部分も重要なファクターです。
ぜひ、全てのパパ・ママが安心して利用できる薬局を見つけられるように「言われるがまま」ではなく自分でしっかり判断できる目を養って頂ければ、と思います。