子供に人気のジャンルに「恐竜」があります。
我が家のおチビも3歳頃からどっぷりです。
ハマるきっかけは家庭それぞれだと思いますが、我が家の場合は何気なしに借りた1本のDVDでした。
それ以降は寝ても覚めても恐竜、きょうりゅう、キョーリュー…オモチャも洋服も絵本も何かにつけて恐竜をねだるようになってしまいました。
それまでトミカLOVEに一直線だったものが、あっという間に部屋が恐竜一色に…
話が逸れますが、我が家は絵本に関してはちょっとこだわりがあります。
こだわりといっても「たくさん本に触れさせたい」と考えているだけなんですが。
絵本なら何冊買ってもいいよ(小声)
…そんな感じでママにも言ってたりします。
そんな中で、我が子以外にもオススメしたいと思える絵本に出会いました。
今回はその絵本についてご紹介します。
きょうりゅうたちシリーズ
作 | ジェイン・ヨーレン |
絵 | マーク・ティーグ |
訳 | なかがわ ちひろ |
出版社 | 小峰書店 |
シリーズ数 | 全8作品 |
対象年齢 | 幼児~ |
目の前を走り回る子ども達をみて「子どもはまるで怪獣だなぁ」と思ったことはありませんか?
この「きょうりゅうたちシリーズ」は、子ども達をみんなが大好きな恐竜に見立ててお話が進んでいきます。ちょっとリアルな恐竜たちが、日常のちょっとした出来事や親子のやりとりを絵本の中で盛大に繰り広げます。
子ども目線では、恐竜たちが毎回大暴れする楽しい絵本として。
親の目線では、我が子と重ねて「あるある」を愉しむ絵本として。
文字数は少なめで短い文章が特徴ですが、そのぶん想像力や読み聞かせ中のやりとりがしやすいように考えて構成されています。
はじめて絵本に触れる子でも楽しく読めそうですし、読み聞かせを通して親子のコミュニケーションを図りたい親御さんにもオススメのシリーズです。
シリーズものは順番に読み進めるのがオススメですが、こどもの発達状況を見て「足りないな」と思う題材だけをチョイスするという使い方も良さそうです。
↓一覧表は発行年の古い順番で並べています。
発行年:2006年
ページ:32
テーマは「ねんね」です。
「もうねなさい」って、おとうさんが部屋の明かりをけしにきた。さあ、きょうりゅうはなんていう? 「おやすみなさい」をいうまえに、もっともっと遊んでいたい子どもたちの姿を、リアルでユーモラスな恐竜の姿で描いた楽しい絵本。
発行年:2006年
ページ:32
テーマは「かぜ(病気)」です。病気の大変さを教えてくれる絵本です。
はっくしょん はっくしょん はなみずたらりん かぜひいた。さあ、きょうりゅうは どうするの? 風邪をひいた子どもたちを恐竜になぞらえて描いた絵本。リズミカルな文章とリアルだけれどもコミカルな恐竜たちの姿が楽しい絵本。
発行年:2016年
ページ:32
テーマは「ごはん」です。ちゃんと食べなきゃ大きくなれないよ!
「さあ、ごはんですよ。きょうりゅうたちは どうするの?」子どもたちを恐竜になぞらえ、愛情たっぷりに描いた人気のシリーズに、待望の3冊目が登場!今回は、ごはんの時間。またしても恐竜たちが大あばれします。
発行年:2017年
ページ:32
テーマは「クリスマス」です。良い子にしてなきゃサンタさんは来ないよ!
「うきうき そわそわ まちきれない。きょうりゅうたちは どうするの?」子どもたちを恐竜になぞらえ、愛情たっぷりに描いた人気のシリーズ第5作はクリスマス。きょうりゅうたちのもとに、サンタさんはくるかな?
発行年:2017年
ページ:32
テーマは「けんか(仲直り)」です。子ども喧嘩はつきもの。大事なのは仲直りの仕方です。
「あーあ、けんかになっちゃった。きょうりゅうたちは どうするの?」子どもたちを恐竜になぞらえ、愛情たっぷりに描いた人気のシリーズ4冊目。今回は、恐竜たちが大げんか。ちゃんと「ごめんね」できるかな?
発行年:2019年
ページ:32
「うちも そろそろ ペットを かおうか!」と、お父さんとお母さんに提案されたきょうりゅうちゃん。さあ、どんなペットをかう? 子どもたちを恐竜になぞらえ、愛情たっぷりに描いた人気のシリーズ6作目。
発行年:2020年
ページ:32
テーマは「安全」。日常生活には危険がいっぱい!安全に過ごすためのヒントを教えてくれる絵本です。
「おーっと、あぶない!」元気いっぱいのきょうりゅうたちには、ひやっとする瞬間もいっぱい!どうやったら、安全に楽しく遊べるかな?
発行年:2020年
ページ:32
テーマは「読書」です。本を大切に読むことを教えてくれる絵本です。
「どうしたらほんがすらすらよめるようになるのかな?」と、本をバットのようにふりまわしてみたり、かじってみたり、おふろに浮かべてみたり…恐竜たちはまたまた大暴れ。巻末には恐竜の名前のカタカナ表付き。
おわりに
今回は「きょうりゅうたち」シリーズをご紹介しました。
どの絵本も子どもに見立てた恐竜たちが、日常の出来事をテーマにこれでもかというくらいに暴れ回るところから始まります。
でも、最後はちゃんとお利口さんになっておとなしく言うことを聞いてくれるようになります。
読み聞かせの場面で…
これなんて〇〇ちゃんにそっくりじゃない?
もっと良い子だし!ちゃんとできるし!
なんてコミュニケーションをとりながら、親子の絆を深めるとともに、絵本のテーマ1つ1つの大切なことを教えてくれるシリーズです。
もし、今回の内容で「きょうりゅうたち」シリーズに興味を持たれましたら、ぜひ1度手にとって読んでみてください。