子どもは成長するにつれ、どんどん親のマネをしたがります。親が本を読んでいれば自分も見習い絵本を見はじめたり、書き物をしていれば自分もクレヨンを持ってきて描いたりします。親を見習って色々興味を示してくれるのは嬉しいことですが、時々厄介なこともあります。
例えば、親の使っているもの自体をを欲しがったりしたときは大変です。我が家のおチビはパパがスマホやパソコンで作業しているときによく茶々を入れてきます。特に2歳を過ぎた頃には、なんでも自分でやらないと気が済まない時期になってきたのも相まって、親のやっていることは全部自分もやりたがります。
特にその性格が顕著になるのが掃除の時間です。掃除機をかけ始めるとぴったりくっついてきて、隙あらば奪いに来ます。
何がそんなに面白いのやら…
時には「よこせ!」と大騒ぎ。毎回掃除機をかける時間は2倍と膨大な労力になっています。
今回は、そんな我が家の掃除機ハンターを黙らせるために用意したオモチャを紹介します。
アーテックサイクロンクリーナー組み立てキット
掃除機をかけると張り付いてくる!そんな幼児にはコレ!?
本来は科学の学習用知育玩具らしいです( ^ω^)…
どんなオモチャなの?
ペットボトルでサイクロン式掃除機が作れちゃう組み立てキットです。
対象年齢は3歳以上
ペットボトルで掃除機がつくれる!空気が気圧の高いところから、低いところに流れることを学習できる!500㎖のペットボトル・マンガン乾電池(単3)×2本使用(ペットボトルと乾電池は別で用意)
説明書より引用
小学生の自由研究ネタの工作キットに使われるようです。
セット内容
紙製ボディー×1
紙製ハンドル×1
紙製プロペラ×1
紙製連結パーツ×1
紙製電池ケース×1
プロペラ固定パーツ(上・下)×各1
モーター×1
単三電池ボックス×1
両面テープ×1
輪ゴム×1
組み立てキットとは別に●500㎖のペットボトル※直径65~70㎜位の円筒に近い形状のもの ●ハサミ ●カッターナイフ ●マンガン乾電池(単三)×2本が必要です。
輪ゴムや両面テープまで封入されているところが気が利いているなと感心します。
組み立ては簡単!
今回はパパが作りました!
我が家のおチビ(2歳半)では組み立ては困難なので、今回はパパが代理で制作をします。
作った感想そしては、作り方自体は説明書に沿って折ってはめるだけなので、小学校高学年のレベルであれば難なく作れると思います。
実際に遊ばせてみた
ちゃんと掃除機として機能します
吸い上げた紙がペットボトル内でくるくる回っているのもおチビ的には面白いようです。
何回も繰り返し確認していました。
作りの簡便さからもわかりますが、重みのあるものは吸い込めません。
吸えてせいぜい細かく刻んだ折り紙くらいです。ただし、床に張り付いてしまった紙を吸い上げる力はありません。
我が家では、最初に折り紙をくしゃくしゃに丸めたのを細かく破って吸い込みやすくして使っています。
良かった点
気に入ってくれたのか、紙を出したり吸い込ませたりと遊んでくれていました。
掃除の時も、我が家の掃除機を奪いにくることはせず、自分のサイクロンクリーナーを引っ張り出してきてお手伝いをしてくれるようになりました。(全く吸えてないけど)
おチビの中では完全に掃除機のようです。
気になった点
- 音が大きい
- ゴミが散らばることも
- 電池ケースが落ちやすい
吸引力を生み出しているのは、単にプロペラの力だけでなく、プロペラの回転で空気を後ろに送り出し、ペットボトル内の気圧を下げてゴミを吸い込んでいるからです。
その構造上、1度吸い込んだものは、指で吸込み口から掻き出さなければいけません。
また、ゴミを吸い取っても後ろの穴から少量飛び出ることがあります。場合によっては後ろでゴミをまき散らす、なんてことも。
あくまで構造を知るための実験キットですので実用性はありません。(当然と言えば当然ですが。)
さらに電池ケースが落ちやすいのも気になります。ケースは本体の後ろにスライドして収納する構造なのですが、後ろに傾けるだけでスルッと落ちてきてしまいます。我が家では電池ケースをセロハンテープで固定してなんとか凌いでいますが不格好なのは否めません…
口コミを見てみた!
子どもの自由工作として購入されている家庭が多い印象です。
まあ、我が家のように「掃除機の代わり」なんて用途で購入する層は少ないですよね(^^;
まとめ
今回は、掃除のときに 邪魔してくる お手伝いしてくれるおチビ対策に購入したオモチャについてレビューをしました。
結果としては上々で、掃除機を奪いにくることは無くなりました。
さらに、自分のサイクロンクリーナーを持ってきて、一緒に掃除してくれるという「お手伝いの精神」を覗くことができました。こんな一面が見られるのなら安いものですね。
このオモチャの販売元は色々な実験キットを出されているので、今後は制作過程から一緒に取り組んでいきたいですね。
一緒に作るという経験をさせるのも。親子の絆を深めることになるかもしれません。