我が家には2歳半のおチビ(♂)が居ます。
最近の体力の伸びは凄まじく、家でも外でも常に走り回って元気いっぱい!
あばばばばばば!
( 全然止まらない…体力がもたない… )
そんなおチビですが、2歳を過ぎたあたりから自己主張の激しさが増しています。
一般的に1~2歳は意思を表現し始める時期。
赤ちゃんは、パパ・ママの要求通りにして喜ばせようとする一方で、親に逆らおうとするアンビバレントな気持ちを抱く時期です。
当然、我が家でも毎回熱い勝負が繰り広げられています。
オムツ交換するよー
オムツ、ぜったい、しーないよっ!
先日、こんなツイートをしました
うちのおチビはまだほとんどの会話は1語か2語です。
しかし、お風呂拒否やオムツ拒否の時だけ3語話す!
しかもバリエーション豊か!
表現力開花!嫌がるチカラは凄まじい…
— パパ&ママ@子育てブロガー (@reha_assess) December 3, 2020
普段しゃべるのは、単語もしくは2語までなのですが、拒否するときは3語まで言えます。
その時だけ語彙力がハンパなく、バリエーション豊かに嫌がります。
拒否のチカラ恐るべし!
もちろん、無理矢理に交換しようものなら逃げる&暴れる!!
このイヤイヤですが、最後の最後まで拒否するわけではなく、先程の繰り返しを何回か行った後は、すんなりと受け入れてくれます。
親としては、
「濡れたオムツは気持ち悪いはずだから、さっさと交換させればいいのに…」
と思ってしまうわけですが、実はこの一連の行為には親子の絆を深めるための必要な行為だったんです。
そこで、今回は赤ちゃんがオムツ替えを嫌がる理由についてご紹介します。
結論:おむつ替えの赤ちゃんが暴れる理由!
あばばば!(嫌がるのも理由があるんやで!)
- 子どもは抵抗することで親と触れあえることを期待している。
- やりとり自体を面白がっている。
- 大人を思い通りに動かして満足感を得ている。
- 親の愛情を確認している。
オムツ交換時にどんな抵抗をされるの?
子どもはあの手この手で抵抗します。
それぞれの個性、特性によって多少の違いは見られます。
束縛に対して抵抗する
オムツ交換の際に仰向けにさせられることや、じっとしていることに対して嫌がります。
泣いたり、手足をバタバタさせてみたり、足をピーンと伸ばしてみたり。
それはそれでカワイイのですが、見とれてしまっていては目的とするオムツ交換が進みません。
促しに対して抵抗する
我が家はこのパターンが多いです。
パパ・ママがオムツ交換を促しても、最初は遊びたいから無視します。
それでも何回も言われたら、全力で拒否の意思表示をします。
それでも諦めず促し続けると、
とりあえず逃げます。
寝室まで猛ダッシュして布団の中に頭だけ隠します。
おしり丸出しで隠れている姿は鼻血もの!
ふざけながら抵抗する
パパ・ママのお誘いに対して、おふざけをしたり、からかったりしてオムツ交換を回避しようと試みます。
抵抗している時の赤ちゃんの気持ちは?
オムツ交換は特殊な状況です。
パパ・ママにとって、オムツ交換というのは子どもの衛生面から放置できない問題です。
たとえ、赤ちゃんが嫌がったり拒否したからといって、簡単に譲ることの出来ない作業なわけです。
その状況の中で、赤ちゃんはパパ・ママとのやりとりを出来るだけ長引かせて交渉を楽しんでいます。
さらに、2歳を過ぎた辺りでは、オムツの着脱や衣服の着替えはある程度できるようになっています。
親の気持ちとしては、赤ちゃんの「自分でできた!」という経験をさせたいと思っていますから、出来るだけ協力的になるように促したりします。
そんなパパ・ママの気持ちを敏感にキャッチして、抵抗の度合いやグズるタイミングを見計らっていたりします。
要は、親と子どものバトルです。
パパ・ママはオムツ交換をしないといけない。
赤ちゃんはパパ・ママにかまって欲しい、気を引くためにわざとやっているんです。
オムツ交換を嫌がる時期は、トイレ・トレーニングを開始する時期と重なっています。
この時期にある赤ちゃんは、すでに食事は自分で食べることが出来たりと、生活面では概ね自立できています。
つまり、排泄は自立の最終段階の位置づけにあります。
赤ちゃんは、
- 何でも自分でできるようになる嬉しさ
- まだまだ親に依存して甘えていたいという気持ち
- 親から離れる不安な気持ち
これらの感情が入り混じって「拒否行動」を起こしています。
そんな複雑な気持ちを理解してあげて、受け入れるのもパパ・ママの大切な仕事です。
パパ・ママが赤ちゃんのオムツ交換をする期間は非常に短く限られています。
パパ・ママはオムツ交換を嫌がることにイライラせず、「赤ちゃんが必要だと思っているから、わざと嫌がっている」ことを知っておかなけれないけません。
おむつ替えを嫌がる2歳児!赤ちゃんが暴れる理由を解説!まとめ
オムツ交換は、ただオムツを替えることだけではありません。
もちろん子どもの健康や衛生面を考えると、嫌がることなくさっさと交換した方が良いですし、自分でトイレに行けるようになれば親の負担も軽くなり、なお良しだと思ってしまいがちです。
しかし、実はオムツ交換の歳に子どもが嫌がることで親子の絆を深くすることがわかっています。
無理矢理オムツ交換を強要したり、排泄の自立をむやみに早く望むのではなく、こういったやりとりの意味を改めて考え直し、この貴重な時間を大いに楽しんでください。
参考文献・図書・サイト
・村上八千代:乳幼児のオムツ交換場面における子どもと保育者の対立と調整-家庭と保育所の比較-,保育学研究第45巻第2号(2007)