赤ちゃんの髪の毛って細くてサラサラしてて、凄く繊細だと思いませんか?この時期の髪の毛を何かの形で残したいと思うパパ・ママも少なくないと思います。我が家も何か形で残せる物を作りたいと思い色々調べてみました。
検索しているとフォトフレームやオブジェなど、髪の毛を残せる素晴らしい記念品はいくつもあって悩みましたが、最終的に定番の「赤ちゃん筆」を作るに至りました。
そこで今回は「赤ちゃん筆(胎毛筆・誕生記念筆)」の魅力や選んだ理由、実際の注文方法までの流れをご紹介します。
もし、折角の胎毛を何かの形に残せないかとお悩みのパパ・ママの判断の参考になれば幸いです。
赤ちゃん筆(胎毛筆・誕生日記念筆)とは?
赤ちゃん筆とは、赤ちゃんが初めて切った髪の毛を使って作る記念の筆のことです。赤ちゃん筆には「健康であって欲しい」「頭が良くなって欲しい」などの願いを込めて古くから作られる習慣があって、へその緒と同じように子どもの誕生を喜ぶ記念品とされてきました。
実はママのお腹の中にいる時に生えている髪は、毛先がある貴重な髪の毛です。1回でも髪の毛にハサミでカットしてしまうと毛先が無くなってしまうため、繊細な毛先が残っている髪の毛で赤ちゃん筆を作ることができるのは一生に一度のチャンスなんです。
他にもある!髪の毛を使った記念品
ベビークリスタル
赤ちゃん筆と同じくらい人気なのがベビークリスタルです。ベビークリスタルとは、髪の毛をクリスタルの中に封入してブレスレットやペンダントなどのアクセサリーとして身につけられる記念品です。
メリットとしては、いつでも身につけることができるので、ファーストカットの思い出を身近に感じることができます。またクリスタルの中に保管する形ですので、いつまでも綺麗な状態を保つことができます。
フォトフレーム
写真立てに一緒に胎毛をはめ込んだ記念品です。クリアなフレームに誕生時の記録を書き込むことができます。写真と一緒に保存できるものあったりと種類は豊富です。オシャレなインテリアとしても十分なクオリティのものもありますので非常に魅力的です。もし、気に入ったフレームが見つかったら、最高の記念品になります。
印鑑
クリスタルの印鑑の中に髪の毛を封入できる記念品もあります。
子どもが産まれた時に何かと便利なのが印鑑です。幼稚園や保育園に行かせる際に服やオムツの持ち主が分かるように名前を書く代わりに印鑑をポンと押せば煩わしさも半減です。
ただし、銀行印などの実用性はありませんので注意が必要です。
どこで作れるの?
赤ちゃん筆を作ってくれるお店は、「赤ちゃん筆制作の専門店」もしくは「製筆専門店」の2種類があります。色々調べてみると、赤ちゃん筆専門のお店は比較的可愛らしい傾向で、製筆専門店は本物の筆に近い仕上がりにしてくれるものが多い印象でした。
我が家は楽天市場で選びました。
赤ちゃん筆自体は実際に使うわけではないので、完全に好みになるのかと思います。ただ、個人的に子どもが大きくなった時に親から見せられてどっちが良い印象になるかと考えた結果、我が家は渋い方を選択しました。
赤ちゃん筆作成の流れ
・筆軸と記載内容を決める
・髪の毛の採取
・注文、毛髪を送る
・2週間から1か月半で完成
筆の種類、筆軸に記載する内容を決める。
お気に入りの商品が見つかるまで探してみてください。我が家は数日かかりました(; ・`д・´)
明るい色合いの筆軸や、ケースが華やかなもの、本物志向なものなどいろいろ目移りしちゃいます。
筆軸の種類
筆の種類を選びます。額縁に入れて飾れるものから、しっかりしたケースに入っているもの、カラーバリエーションも様々ですので気に入った物を選びましょう。
記載内容
筆に記載する内容は「氏名・生年月日・出生時間・身長・体重」などメーカーによって入れられる内容が異なります。基本情報以外にも、簡単なメッセージを入れられるものも見つかります。比較的自由度は高い印象ですが、文字数によっては別料金が掛かるものもありますので要確認です。
髪の毛を確保しよう!
お気に入りの赤ちゃん筆が決まったら、材料になる髪の毛を注文先に送ります。
ここでは紙の毛を切る際の注意点と、保管する際のポイントをご紹介します。
髪の毛を切ろう!
いよいよファーストカットです。幼児期の子どもはジッとしてくれませんので、寝ている間が狙い目です。
赤ちゃんがスヤスヤ眠っている時こそチャンスタイムです。
(起きている時にハサミが顔の近くにあると危ないですからね。)
カットした髪の毛は毛先と根本を揃えた上で、バラバラにならないように輪ゴムなどでひとまとめにした状態でコピー用紙やジップロックなどのブリーザーバッグに入れます。(ティッシュで包むよう指示されているところもありますが、髪の毛が絡まりやすいのでお勧めしません。)
髪の毛を用意できたら封筒に入れて送ります。貴重な髪の毛ですので、もし心配であるようなら記録付き郵便を使うのも一つの手です。
注文先に髪の毛が到着したら、メールで到着のお知らせをしてくれるところもあります。
その後、2週間から1ヶ月半後に自宅に届きます。
赤ちゃん筆を作りたい【Q&A】
髪の毛の長さ
赤ちゃん筆を作る場合、希望する筆の大きさや柄の種類、筆の芯の部分にも髪の毛を使用するかどうかで必要な毛の長さが異なります。必要な髪の毛の長さは通常の筆サイズですと5~6㎝以上、小筆の場合は3~4㎝程度が必要です。ただし、長めの方が見栄えのいい筆に仕上がります。
「毛の長さが足りないかも」「毛先の長さがバラバラ」
こんな場合でも大丈夫。例え、すべての髪の毛が5㎝無くても、短い毛を芯の見えない部分に使用して見栄えよく仕上げてくれます。
髪の毛の量
束ねたときの太さが大人の小指くらいの量(束ねた根本が0.7~1㎝以上)があれば立派な赤ちゃん筆が出来ます。
大きい筆軸の方が見栄えがしますので、カットした後の赤ちゃんの髪型に配慮しつつある程度の量を確保したいところです。
くせ毛でも大丈夫?
いわゆる天然パーマでも赤ちゃん筆の作成は可能です。まっすぐに伸ばす加工もできますし、くせ毛のままで自然な髪質を残すことも選べます。
個人的にはくせ毛を残したままの、くりくりっとした毛先の筆も優しい印象で素敵だと思います。
カットの時期は?
生後~3年くらいが最適ですが、毛先が残っていればファーストカットから時間が経過した髪の毛でも制作を受け付けてくれるところも存在します。
費用はどのくらい?
赤ちゃん筆の金額は約6,000~15,000円程度です。筆軸の種類によって金額が変わりますので、予算と相談しながら気に入ったものを選びましょう。
完成までの期間は?
制作期間は約2週間~1ヶ月半程度です。
制作には時間がかかりますので、のんびり待っていましょう。
ファーストカットじゃなくても作れるの?
もうファーストカット終わっちゃった。毛先がないけど、赤ちゃん筆が作りたい!
実は、カットした髪の毛でも赤ちゃん筆の作成は可能です。
すべてのお店で受け付けてくれるわけではないので、気になったら問い合わせてみるといいかもしれません。
探せばたくさん!赤ちゃん筆
色々なタイプの赤ちゃん筆がありますので、ぜひ一番のお気に入りを見つけてください。
赤ちゃん筆という形を残すということは、子どもが誕生した感動をいつまでも大切に残すということです。
こどもが大きくなった時に親から見せられることで、「自分は大切にされているんだ」と思ってもらえるかもしれません。
我が家でも赤ちゃん筆を大切にしまっておいて、おチビが大きくなった時に見せてあげられるようにしたいと思っています。