本屋の児童書コーナーに行くと色々な絵本が所狭しと並んでいます。
その中でも一定の存在感があるのが「シリーズ」ものです。
アンパンマンやディズニーのキャラクターを使った作品がずらっと並べてあるのを見ると、統一感も相まって揃えたくなっちゃいます。
このシリーズ絵本ですが、子どもにとっても(親にとっても)効率的と考えられています。
特にメリットとして大きいのが
「言語習得」、
「知的・情操発達」、
「絵本選びに失敗しにくい」点です。
効率的と聞くとなんだか機械的な印象を受けますが、ことばの意味として「親子ともどもストレスが少なく取り組める」と考えていただければ語弊が無いかもしれません。
シリーズ絵本のメリット
シリーズ絵本は親も子も効率的に取り組めるメリットがいっぱい!
◍ 効率的な言語習得
シリーズ絵本の最大の特徴は、「使っていることばや、文章の構成が統一されている」ことです。
作者が同じなので当たり前なんですが…
ことばの言い回しが一定なので文脈など効率的に学習することができます。
シリーズものであれば絵本の内容の被りもありません。その意味で効率的にことばを覚えることができます。
◍ 効率的な知的・情操発達
絵本に描かれている挿絵は、子どものイメージ力を高めるのに役立ちます。頭の中でイメージを膨らませることは、知的発達・情操的発達が期待できます。
特定のキャラクターが絵本の中を縦横無尽に走り回るシリーズ絵本であれば、思い入れの分、絵本の世界に没入することができます。
◍ 絵本選びにが失敗しにくい
絵本を選ぶ時に大変なのが、1冊ごとに内容の確認が必要なことです。
全く新しい作者の絵本を選ぶ際、子どもの発達レベルに合っているか、有用な内容になっているかと都度確認をしなければなりません。
その反面、シリーズものであれば文章の構成やレベル、内容が推察できますので大きな失敗が避けられます。
つまり、最初の1冊さえ大きく失敗していなければ続編もハズレを引くことは少ないので気軽にチョイスできるということです。
子どもに人気のジャンルに「恐竜」があります。
我が家のおチビも3歳ごろからハマりました。
さすが人気のジャンルだけあってオモチャやグッズの種類は豊富です。そのぶん自分で探そうとなると大変です__。
オススメのシリーズ絵本
ここでは、我が家もハマったシリーズ絵本についてご紹介します。
恐竜を題材としながらも、どの絵本も挿絵、お話ともに全く異なっています。
なんか人間くさかったり、壮大な冒険ストーリーものだったり…あなたの家のおチビちゃんはどのシリーズ絵本がお好きでしょうか?
きょうりゅうたちシリーズ
全8巻 |
子どもたちを皆が大好きな恐竜に見立ててお話が進んでいきます。リアルでユーモラスたっぷりの恐竜たちが日常のちょっとした出来事や親子のやりとりを繰り広げます。
書かれている文章は短めで、はじめて絵本に触れる子でも楽しく読み聞かせができる作品です。
恐竜トリケラトプスシリーズ
シリーズ | 巻数 |
恐竜の大陸 | 全7巻 |
たたかう恐竜たち | 全10巻 |
恐竜だいぼうけん | 全13巻 |
主人公の草食恐竜トリケラトプスが活躍するシリーズ絵本です。通常なら肉食恐竜に食べられてしまう弱い立場の恐竜が、強い心で立ち向かう姿で強い心が貰えます。主人公のリトルホーン(トリケラトプスの子供)は序盤では守られる弱い存在ですが、シリーズが進むにつれてどんどんたくましく成長を見せてくれます。
上記のシリーズ絵本意外にも「迷路」や「まちがい探し」などのワークブックや、「ひらがな」「ローマ字」などの知育絵本もあります。
恐竜の大陸(全7巻セット)が好きになったら、同シリーズの知育絵本にも興味をもって積極的に挑戦してくれるかもしれませんね。
ティラノサウルスシリーズ
全15巻 |
いつもだれかを想ってる、恐竜たちの絆の物語__。
父と子の愛、母と子の愛、友情などさまざまな愛の形を描く感動の物語絵本シリーズです。
乱暴者に見えるティラノサウルスに芽生える優しい気持ちの数々は子供から大人まで幅広い世代に支持を集めています。
感受性豊かで優しい子に育って欲しいならティラノサウルス・シリーズがオススメです。
最後に
今回は恐竜のシリーズ絵本についてご紹介しました。
シリーズものは効率的に学習したり、選ぶのに失敗しにくいなど、親子ともどもにメリットのある絵本です。
ご紹介した3シリーズとも人気の作品で長年に渡って愛されている作品たちです。(この記事を執筆時にも新作がどんどん発表されています。)
ぜひ1度手に取ってみて、作品の素晴らしさに触れてみてください。