クレジットカード投資(以下 クレカ投資)は、2018年から始まった比較的歴史の浅い投資法です。
それまでは、株式を購入するためには証券口座からしか買付が出来ませんでした。
そのため、投資をする際には一度資金を証券口座に移してから購入する必要がありました。
つまり、株を買うには資金移動させるための一手間が必要だったんです。
長く投資を続けていると、この作業って地味に面倒くさいんです。
そこで登場したのがクレカ投資です。
このクレカ投資は、毎月クレカ引き落としで投資信託を買い付けできるサービスで、都度の資金移動の手間がありません。
クレカ引き落としの口座に資金さえ入れておけば毎月機械的に購入をしてくれますので、投資の王道手法である「ドルコスト平均法」とも相性が抜群です。
その手軽さから年々人気となっていて、契約者数を伸ばしています。
- ドルコスト平均法とは
- ドルコスト平均法とは、価格が変動する金融商品を常に一定の金額で、かつ時間を分散して定期的に買い続ける方法です。
時間的余裕がある場合の、長期資産形成に向いている手法です。
クレカ投資のメリット
そんな人気のクレカ投資の最大のメリットは、
「投資金額に応じてポイントが付与される」こと。
毎月定額を投資するだけでポイントバックというおまけも貰える、そんなオイシイ投資だということも人気の理由です。
そんなクレカ投資ですが、近年様々な証券会社が参入してサービスが乱立してきています。
それぞれの会社が異なるサービス展開をして差別化を図っていますが、いち個人としてはイマイチ分かりにくい。
そこで、今回は2021.8時点でのクレカ投資先の一覧表を作ってみました。
どれを選べばいいか分からない!
そんな人のために一覧表を作ったよ!
あわせてオススメのクレジットカードもご紹介しますので、これからのクレカ投資を始める参考にしてください。
クレカ投資 一覧表
楽天証券のポイント付与率が改悪発表されました(2022.2)それによりオススメ証券会社の環境が一変しています。詳細はこちら
- 楽天証券の改悪一覧
- ・投資信託残高へ毎月のポイント付与が廃止(1回限りに変更)
・SPU付与率+1倍→+0.5倍(一定の条件で+1倍に維持)
・購入時還元倍率1%→0.2%に変更(代行手数料0.4%以上の商品は還元率1%) - この改悪により楽天証券でクレカ積立を継続するメリットはほぼ皆無といっても良いかもしれません。
▶スクロールして見てね!
カードの種類 | オススメ度 (5点満点) | ポイント還元 | 年会費 | 投資信託 積み立てサービス | ポイント 再投資 | 積み立て 限度額 | 各種 リンク |
三井住友カード ゴールド(NL) | ★★★★★ | 1% (キャンペーン期間中2%) | 無料(条件あり) | SBI証券 | 可能 | 50,000円 (100円~) | 詳細を見る |
楽天カード (一般) | ★★★☆☆ | 0.2% | 無料 | 楽天証券 | 可能 | 50,000円 (100円~) | 詳細を見る |
三井住友カード (NL) | ★★★★☆ | 0.5% | 無料 | SBI証券 | 可能 | 50,000円 (100円~) | 詳細を見る |
エポスカード | ★★★☆☆ | 1年目~0.1% 3年目~0.2% 5年目~0.3% | 無料 | tumiki証券 | 不可 | 50,000円 (100円~) | 詳細を見る |
楽天カード ゴールド | ★☆☆☆☆ | 1% | 2,200円 | 楽天証券 | 可能 | 50,000円 (100円~) | 詳細を見る |
三井住友 プラチナ | ★☆☆☆☆ | 2% (キャンペーン期間中3%) | 55,000円 | SBI証券 | 可能 | 50,000円 (100円~) | 詳細を見る |
セゾンカード | ★☆☆☆☆ | 積立6回ごとに0.2%(5,000円ごと) | 無料 | セゾンポケット | 可能 (100P=450円換算) | 50,000円 (1,000円ごと) | 詳細を見る |
UCカード | ★☆☆☆☆ | 積立6回ごとに0.2%(5,000円ごと) | 無料 | セゾンポケット | 可能 (100P=450円換算) | 50,000円 (1,000円ごと) | 詳細を見る |
タカシマヤカード | ★☆☆☆☆ | 1年目~0.1% 3年目~0.2% 5年目~0.3% | 2,200円 | SBI証券 | 不可 | 50,000円 (100円~) | 詳細を見る |
三井住友カード ゴールド&SBI証券と、楽天カード(一般)&楽天証券の2つの組み合わせがバツグンにオススメです。
楽天カードと楽天証券の組み合わせは1%⇨0.2%と改悪されました。現時点では三井住友カード1強です。
その理由と必ず抑えておきたいポイントについて補足をします。
コスパ最強=ポイント還元率?
クレカ投資で最も重要なこと、それは「ポイントの還元率」です。
還元率の差こそが、投資成績の差になると言っても過言ではありません。
「どのクレカがお得にポイントを貰えるのか」必ず抑えておくべきポイントです。
最初にクレカ投資を始めるなら、高還元率の会社で始めるべきです。
(各社で月額上限が決まっていますので、入金力の高い方は複数のクレカを申し込みをすることになります。その時は還元率の低い所も選択肢に入ってきます。)
ちなみに、現在の還元率の最高値は三井住友カードプラチナの「3%」です。
ただし、高還元率だからといってコスパが良いとは限りません。現に三井住友カードプラチナは年会費55,000円も掛かります(プラチナリファードでも33,000円)ので、投資信託の積み立て投資で元をとることは不可能です。
そのため、還元率にだけ目を向けずにトータルのパフォーマンスに注目してください。
現況で最もコスパの良い還元率、それは「1%」です。
還元率1%のクレカで年会費無料で持てるものが2種類「三井住友カード ゴールド(NL)」と「楽天カード(一般)」です。
クレカ | ポイント還元 | コメント |
三井住友カードゴールド(NL) | 1% (キャンペーン期間中2%) | ・ポイント還元率は申し分ない。 ・2021.12までキャンペーンで還元率2倍。今が狙い目! |
楽天カード | 0.2% | ・高還元率、使いやすさ、楽天経済圏と申し分ない。 |
ちなみに上記の表の2種類以外にも、楽天カードゴールド(還元率1%→0.2%)がありますが、年会費が有料でコスパが悪いのでランク外になりました。
🥇三井住友カード ゴールド(NL)
三井住友カード ゴールド(NL)の魅力!
- 年会費無料でゴールドカード
- ナンバーレスで高いセキュリティー
- 買付金額の1%のポイント還元
- 投信マイレージサービスで年間保有量に応じて追加でポイント還元
- 還元ポイントはクレカ支払いに充当できる
・年会費無料でゴールドカード
三井住友カード ゴールド(NL)は年会費無料(一部条件あり)で持てるゴールドカードです。
ゴールドカードの魅力はなんといっても「一般カードよりも手厚い保証や空港ラウンジ利用などの付加サービス」があることです。
日常使いではあまり必要ではありませんが、ゴールドの保証がタダで使えるなら、持っておいて損の無いカードです。
・ナンバーレスで高いセキュリティー
券面は契約者の名前もガード番号も記載されていない「ナンバーレス」です。
近年クレカの番号を盗まれる被害が増えていますが、ナンバーレスであればそのリスクもありません。
これまでのクレカは表面に記載されている情報が凸凹になっていて財布の中を痛めるのがストレスでしたが、スッキリとしたカードは持っていても十分満足できる仕上がりです。
個人的にデザインも好き(*^_^*)
・買付金額の1%のポイント還元
ポイント還元も常時1%(つみたて投資ポイントアッププラン適応)のVポイントが付きますのでリターンも申し分ありません。
現在は新規キャンペーンでポイント2%の大盤振る舞いキャンペーン中!
・投信マイレージサービスでポイント還元
SBI証券は「投信マイレージサービス」で年間保有量に応じて最大0.05%のポイントが付与されます。(最大0.05%)
ちなみに当サイトでオススメしている投信「SBI・V・シリーズ」は0.0242%の付与率です。
・還元ポイントはクレカ支払いに充当できる
ポイントバックで貰えるVポイントはキャッシュバックサービスが利用できます。
キャッシュバックサービスは、クレジットカードの毎月の支払い金額に対して充当されるサービスです。
仮に、その月の支払いが無かった場合はキャッシュバック繰越残高として最大3ヶ月間、翌月に繰り越されます。
🥈楽天カード(一般)
- 楽天証券の改悪一覧
- ・投資信託残高へ毎月のポイント付与が廃止(1回限りに変更)
・SPU付与率+1倍→+0.5倍(一定の条件で+1倍に維持)
・購入時還元倍率1%→0.2%に変更(代行手数料0.4%以上の商品は還元率1%) - この改悪により楽天証券でクレカ積立を継続するメリットはほぼ皆無といっても良いかもしれません。
楽天カードの魅力!
- 年会費無料
- 買付金額の
1%(0.2%に変更)のポイント還元 - 楽天経済圏ならSPU
+2倍→(+1倍に変更) - 汎用性の高い楽天ポイント
・年会費無料
楽天カード(一般)は年会費無料で持てるクレジットカードです。
よく「楽天カードマァァァァァン!!」のCMでお馴染みのアレです。
認知度も高く、改めて説明もアレなので省略します。
・買付金額の1%のポイント還元
ポイント還元は1%で、楽天ポイントが付与されます。
・楽天経済圏でSPU+2倍
楽天カードを保有し、かつ支払いを同カードに設定すると、楽天市場でのポイント付与が+2倍になる特典があります。
楽天のサービスを中心に組立てている人は必須のカードです。
・汎用性の高いポイント
楽天ポイントは楽天市場を始めとしたお買い物や楽天モバイルなどの通信料、投信の買付など幅広く利用ができます。
もちろんクレカ支払いの充当も可能で、汎用性の高さが魅力です。
投資信託積み立てサービス
三井住友カード、楽天カードそれぞれに提携している証券会社の投資信託を積み立てできるサービスがあります。
・三井住友カード → SBI証券
・楽天カード → 楽天証券
三井住友カード
三井住友カードは「SBI証券」とタイアップしてクレカ投資サービスを展開しています。
そんなSBI証券は2020年末時点で口座開設数No.1の大手ネット証券の会社で、伸び率は右肩上がりで増加傾向にあります。
(まだSBI証券をお持ちでない方はこちらより開設してください。口座開設料・管理費は無料です。)
SBI証券の最大魅力はここでしか買えない「SBI・V・シリーズ」です。
「SBI・V・シリーズ」はインデックス指数連動の投資信託の中で他の同等の商品より手数料が安いという最強の特徴があります。
↓詳しく知りたい方はこちらから
楽天カード
楽天カードがタイアップしているのは楽天証券です。
楽天証券もSBI証券と同じく右肩上がりの証券会社で、この証券会社の最大もメリットは「ユーザーフレンドリー」です。
楽天証券は投資初心者にも直感で使いやすいサイト設計になっています。
そのため、投資の第一歩が怖いと感じる方なら楽天証券から初めても良いのかもしれません。
口座開設をきっかけに楽天経済圏を利用すればさらにお得になります。
ポイント再投資
三井住友カード、楽天カード共にキャッシュバックされたポイントはそれぞれに再投資に使うことができます。
もちろん、クレカ支払い額に充当もできますし、お買い物にも使えるなど活用法は様々です。
まとめ-クレカ投資ができるカードを全て紹介!どのクレジットカードが一番オススメ?
今回はクレカ投資のできるクレジットカード一覧と、タイアップしている証券会社についてご紹介しました。
やはりカード、証券会社共に急成長を遂げているものがオススメのクレカです。
三井住友カードと楽天カードそれぞれに強みがあり、どちらも魅力的な投資先です。
ぜひ、ご自身の投資戦略、ライフスタイルに合わせて選んでみてください。