今回は、リハクリニックあるあるについてご紹介します。
パパは現在、整形外科クリニックにリハビリスタッフとして5年勤めています。
外来診療のみで、診療科も整形外科とリハビリテーション科のみの小さい町のクリニックです。
リハビリテーション室に居るスタッフは、
理学療法士などのセラピスト5人(常勤)、リハ助手さん4人(常時2人体制)
予約制ですが患者さんの数も多く、毎日てんやわんやでなんとか切り盛りしています。
だいたい1日にリハビリ室に入られる患者さんの数は120~130人(物理療法のみの患者さん含む)くらい?とにかくめまぐるしいクリニックです。
まぁ、5年も居るとだいたいどんなもんか、分かってくることもあります。
そこで、今回はゆるっとリハビリクリニックあるある8選についてご紹介します。
患者さんの顔と名前、プライベートもだいたい分かる
来院される患者さんはだいたい顔見知りです。
ウチのクリニックは担当制ではないので、ほとんどの人は施術しています。
最初に施術させてもらっていた時は主に体のことや病気のこと、自主トレ指導のことをメインにお話をさせてもらうのですが、関係が慣れてくると患者さんのプライベートを聞くことが多くなります。
趣味はどうとか、家族がどうとか。
病気以外のことも話してくれますので、だいたいその人となりを把握できてしまいます。
そんなわけで、カルテを見なくても把握してしまいます。
いつも差し入れしてくれる人が居る
だいたい差し入れをしてくれる人は3パターンに分かれます。
お土産パターン
これは、「どっか遊びにいったついでにお土産を買ってくるパターン」です。
これはお菓子の場合が多いです。
お土産のお菓子は個包装のものが多いので従業員全員で分けて頂きます。
問題は、まるごと1個の場合です。
この場合は、その場で切り分けて消費します。
当日お休みだった人は知るよしもありません…
農家パターン
患者さんの中には農家(というか畑)を営んでいる方もちらほら居ます。
その方達は、収穫の時期になったら野菜やくだものを大量に持ち込まれます。
ありがたいことですが、かさばるかさばる(-_-;)
パパは自転車通勤なので頂いても持って帰れません。
その場で食べられる果物は頂きますが、調理が必要な野菜は他のスタッフにお嫁に行く場合が多いですね。
イベントパターン
バレンタインやクリスマスなどのイベントごとにお菓子を頂くことが多いです。
これは何というか、まぁイベントですね。
年末には段ボールがいくつも重なることも(-_-;)
この年(アラフォー)になると、俗世のイベントごとにも縁遠くなりますから、ありがたいことではあります。
井戸端会議が開催される
患者の皆さんはだいたい自分の決まった曜日、決まった時間に予約を取りたがる習性があるようです。
決まった曜日で決まった時間に同じ顔ぶれ…
もうほとんどの人は顔見知り(・∀・)!
クリニックの待合室は井戸端会議の会場へと変貌します。
お友達と待ち合わせて来る
町医者なので、近所の人はみんなウチのクリニックを利用します。
足が悪くて自分で来れない方をご近所の方が車を出して一緒に連れて来るなんてのも珍しくありません。
そのご近所の方もウチのクリニックの患者さんです。
自分のリハビリついでに連れて来て一緒にやってもらうのが定番になっている方もいらっしゃいます。
他の人に靴を履いて帰っちゃう
リハビリを受ける患者さんの多くは高齢者です。
(我がリハクリニックは一部スポーツ少年少女が居る程度…)
だーいたいご高齢の患者さんの靴って似たり寄ったりなんですよね。
色もブラウンとかブラックのウーキングシューズです。
下駄箱はそれはそれはオータムカラーで染まっています。
そして、リハビリ室の出入りが激しいのでよく靴の間違いが起きます。
1ヶ月に1~2回は起こるんじゃないか?体感ではそのくらいの頻度です。
でも安心してください!
【下駄箱に監視カメラ設置してあります。】
靴の間違いが起こったら、速やかに監視員が
犯人を特定します。
…間違えちゃった方を見つけてご連絡を差し上げます。
雨の日は来ない
いつも忙しいクリニックも雨には勝てません。
ウチのクリニックに通っている患者さんの多くは徒歩でいらっしゃいます。
雨の日の通院は大変です。
ってことでキャンセル率が多い印象です。
台風の日なんて暇で更衣室の掃除しちゃうレベルです。
ホッカイロがこんにちは
冷えは万病のもと!
体を冷やすと節々が痛くなるなど、体の不調が出やすい時期です。
患者さんの多くは気温に敏感です。
少しでも体を冷やさないようにあの手この手で工夫をされています。
その中で人気アイテムが「ホッカイロ」です。
多いんですよね。このホッカイロの外し忘れが。
施術するときに服にくっついていることもしばしば。
もちろん、一声かけて外させて頂きます。
年末になると診察予約がいっぱい!
年末年始は長期休暇に入りますので、継続的に薬をもらっている患者さんの診察で混み合います。
もちろん、あらかじめ処方量を多めに出すなど診療を圧迫しないように予定を組んではいますが、毎年年末が近づくと待合室はごった返します。
なぜかこの時期は新規の患者さんも多くなる傾向です。
待合室のイスに座れない方も出てくる大盛況ぶり。
この毎年の風物詩を従業員は「院長参り」と呼んでいます。
院長、地域の皆さんに愛されてますね!
【小さい町のリハビリクリニックあるある8選】リハビリさんの視点から紹介!まとめ
今回はゆるっと【あるある8選】をご紹介しました。
私が勤めさせて頂いているクリニックは、もう何十年も地域に根ざした医療を提供してきていますので、住民の皆さんにしっかりと認知されて信頼されている所です。
口コミを見ても評判は上々。愛されているなぁと思う反面、少しなぁなぁに感じてしまう所もあったりします。
これに関しては良くも悪くもだと思いますが、私自身患者さん達の信頼に応えられるように日々精進するのみです。