投資をするだけでお金が返ってくる ――。
クレジットカード決済で投資信託などの株式を積み立て投資できる方法、それが「クレジットカード投資(以下 クレカ投資)です。
この投資法の最大のメリットが、「投資金額に応じてポイントが付与される」ことです。
クレカ投資でGETできるポイントを再投資に回せたり、同社の他のサービスで使うコトができたりと、ほとんど現金と同じ価値と言っても過言ではありません。
つまり、「投資をするだけでお金が返ってくる」お得な投資法なんです。
その他にも、証券口座への入金が不要だったり、100円からの少額投資ができたりと、「これから投資を始めたいけど面倒じゃない?と心配されている方」にこそお勧めしたい投資法です。
そんなオススメの方法ですが、もちろんデメリットもあります。
今回は、あえてクレカ投資のデメリットについてご紹介します。
クレカ投資のデメリット
クレカ投資のデメリットは大きく3つあります。
- 少額積み立て投資のみ
- 大きく稼ぐことはできない
- 堅実すぎて退屈
少額積み立て投資しかできない
クレカ投資の最大のデメリット、それは一度に大金を投資することはできないことです。
各証券会社によってまちまちですが、概ね月額5万円程度が限度のようです。それ以上の金額を投資してもポイントが付与されません。
仮に複数枚のクレカを使って投資するにしても、月々十数万円程度が限界です。
堅実すぎて退屈
これはドルコスト平均法で投資している際に言われることで、「機械的に毎月定期的に購入するだけ」なので面白みがありません。
せっかく投資をするのだから、ちょっとはドキドキ、ワクワクしてみたい。そんなことを期待する人には全く向いていません。
ギャンブル要素は少なく、老後資産や教育資金などの将来必要になるであろう資金確保のための資産形成に向いている投資方法です。
短期間で大きく稼ぐことはできない
投資で大きく稼ぐには大金を投資する必要があります。
クレカ投資の場合、指数に連動するインデックスファンド※1を毎月少額を積み立て(ドルコスト平均法※2)投資することになりますので、大勝ちすることはありません。(逆に大負けすることもありません。)
一発逆転を狙うギャンブル的な方法はできないようになっています。
- ※1 インデックスファンドとは?
- インデックスとは指標、ファンドとは投資信託のことで、インデックスファンドとは株価指数などの指標に連動した運用を目指す投資信託を指します。
- ※2 ドルコスト平均法とは
- ドルコスト平均法とは、価格が変動する金融商品を常に一定の金額で、かつ時間を分散して定期的に買い続ける手法です。
- 一定金額を一定期間ごとに投資することで、リスクの分散を図りながら利益を得ることを目的とした投資手法で、長期で資産形成を行うには適した手法であることが知られています。
Q.「投資」にどんなイメージをお持ちですか?
怖い、ギャンブルみたい
なんか面倒くさいんじゃないの?
クレカ投資は、その真逆です!
「投資」=「怖い、ギャンブル、手間がかかる」そんな声が聞こえてきますが、クレカ投資はこのようなイメージのものではありません。
逆に最初の引き落とし設定もネットで簡単に済ませられるので、拍子抜けして逆に物足りなくなるほどです。
1度設定さえしておけば、後はやることはほとんどありません。
まとまった資金が必要になった時に引き出す。それだけです。
クレカ投資は、支払いが自動支払いですので、手間がかかりません。
資金管理が不要で、ほったらかしで自動積立を行ってくれるのでこれから投資を始めたいと思われる人にこそお勧めしたい投資法です。
ほったらかしでも堅実な投資信託を長期計画で続けることができる。強いては子どもの教育資金や老後資金の確保がしやすくなるものだと思っていますので、ぜひ初めてみてください。
クレカ投資の始め方
___ 用意するもの ___
- マイナンバーカード
- スマホ or パソコン
- クレジットカード
現在はネットで簡単に手続きが行えます。
証券口座の開設も、マイナンバーカードさえあれば、ものの5分~10分程度で続きが完了します。
無かったとしても、SBI証券であれば住民票の郵送で手続きができます。(但し、開設までに時間がかかる。)
___手続きの流れ ___
- クレジットカード契約
- 証券口座の開設
- インデックスファンド選択
- クレジット払い設定
ここでは、三井住友カードの契約と、SBI証券の口座開設をご紹介します。
SBI証券と三井住友カードの組み合わせは、当ブログ運営者の王冠すずめが一番にオススメする組み合わせです。
オススメのクレカ
- オススメ1
三井住友カード & SBI証券 - ・高還元(最大3%)キャンペーン中!(月5万円まで)
・ゴールドカードが永年無料で持てる
・SBI証券の手数料最安ファンド「SBI・V・シリーズ」が買える。
オススメ2楽天カード & 楽天証券・常時1%のポイントが貰える。(月5万円まで)・楽天経済圏ならうれしいSPU1%アップ- 楽天はポイント還元が0.2%と改悪されました。
上記以外にもポイントバックされるクレカと証券会社の組み合わせはいくつかありますが、ポイント還元率が悪かったり、商品ラインナップが限定されていたり、ポイントが投資に使えなかったりと一律にはいかないようです。
クレカ投資ができるカードと積立サービスの一覧
参考に各クレジットカードを並べてみました。
オススメ度 | ★★★★★ | ★★☆☆☆ | ★★★★☆ | ★☆☆☆☆ | ★★★☆☆ | ★☆☆☆☆ | ★☆☆☆☆ | ★☆☆☆☆ | ★☆☆☆☆ | ★☆☆☆☆ |
ポイント還元 | 1% (キャンペーン期間中2%) | ⇨0.2% | 0.5% | ⇨0.2% | 年1回還元 年間買付額の0.1~0.5%(継続年数による) | 2% (キャンペーン期間中3%) | 積立6回ごとに0.2%(5,000円ごと) | 積立6回ごとに0.2%(5,000円ごと) | 年1回還元 年間買付額の0.1~0.5%(継続年数による) | 1年目~0.1% 3年目~0.2% 5年目~0.3% |
年会費 | 無料(条件あり) | 無料 | 無料 | 2,200円 | 無料 | 55,000円 | 無料 | 無料 | 無料 | 2,200円 |
投資信託 積立サービス | SBI証券 | 楽天証券 | SBI証券 | 楽天証券 | tumiki証券 | SBI証券 | セゾンポケット | セゾンポケット | tumiki証券 | SBI証券 |
ポイント再投資 | 可能 | 可能 | 可能 | 可能 | 不可 | 可能 | 可能 (100P=450円換算) | 可能 (100P=450円換算) | 不可 | 不可 |
積み立て限度額 | 50,000円 (100円~) | 50,000円 (100円~) | 50,000円 (100円~) | 50,000円 (100円~) | 50,000円 (100円~) | 50,000円 (100円~) | 50,000円 (1,000円ごと) | 50,000円 (1,000円ごと) | 50,000円 (100円~) | 50,000円 (100円~) |
詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
一覧表を見て頂ければ一目瞭然。三井住友カード ゴールド(NL)と楽天カード(一般)のパフォーマンスが群を抜いています。
(楽天カードはポイント還元率の改悪で0.2%になっています。)
現在「楽天経済圏」の住人であるならば、まずは楽天から始めるのも良い判断です。
頑張ってSBI証券と三井住友カードを契約して始めて下さい。
クレカ投資は他の投資法より、地味で華やかさの無い方法です。
ただ、ポイントがバックされたり、運用に手間が掛からないといったメリットもあります。
これから資産運用を初めて見たいと思われる方にはオススメの投資手法ですので、ぜひこの機会に初めてみてください。