伊藤園の株が欲しいけど値嵩で手がでない!
そんな方にオススメの買い方を紹介するよ!
記事の要約
現在6,000円程度の伊藤園<2593>の株が割安で買える「伊藤園第1種優先株式」について紹介しています。
- 価格が1/3(2,000円程度)
- 優待そのまま(1,500円分の自社商品)
- 配当+1.25倍(通常40円⇨50円)
総合利回りは約3.3%、飲料関係では高い利回りかつディフェンシブ銘柄なので投資冥利がありそう。
伊藤園〈2593〉は清涼飲料水業界では数少ない独立系上場企業です。(他はダイドードリンコ〈2590〉だけ。)
同社の株価は現在6230円(2021.1.18終値)。優待を得るには60万円程の資金が必要です。
さすが、有名企業。結構な株価ですね。
会社概要
株式会社伊藤園は、東京都渋谷区に本社をおく企業。1966年に前身「フロンティア製茶株式会社」が静岡県静岡市に設立された。1980年には世界初の「缶入りウーロン茶」を開発、1984年には「缶入り煎茶(「お〜いお茶」の前身)」の開発に成功。1992年には「充実野菜」を発売し、1996年東証二部上場。1998年に東証一部指定。代表商品「お〜いお茶」のほか、「TEAS’TEA」「健康ミネラルむぎ茶」などを展開。
strainerより引用
Yahoo!ファイナンスで調べてみると、現在の一株配当が40円、優待で1500円分の商品が頂けるので総合利回りは0.88%と到底魅力的とは言えない数字です。
ただし、この伊藤園の株が「優待がそのまま、配当1.25倍、株価が1/3で手に入る」としたら…
株価2000円、一株配当50円、優待1500円で計算すると、総合利回りは3.2%!投資基準の4%には届きませんか、業界的にかなり高い利回りの計算になります。
そんなオイシイ話があるの?
それがあるんです!
そんな伊藤園の株をお得に買えるのがこちら。
「(株)伊藤園第1種優先株式<25935>」です。
優先株式?いつも買っている株式とどう違うの?
優先株式の特徴について紹介するね!
優先株とは
優先株は「普通株に比べて配当金や倒産時の財産を優先的に受けられる株式」のことです。
一般的に私たち個人投資家や機関投資家が市場で売買している株は「普通株」と呼ばれるもので、単に株式と言えばこの普通株を指します。
優先的だと何が良いのかわからない…
優先株のメリット・デメリットを紹介するよ!
株主側・企業側のメリット・デメリット
優先株は、通常株と比べてメリット・デメリットがあります。
株主側のメリットとしては、通常株より高い配当が受け取れる点が挙げられます。
その反面、流通量が低く大量保有に向きません。そのため仮に業績が好調であったとしても、株価自体の値上がり益を期待するのは向きません。また、議決権も無いので経営に口を出すこともできません。
これを踏まえた上で、最大のメリットとなるのが「少数かつ長期保有の投資」であることが分かります。
つまり「優待投資向き」の株式だというわけです。
100株を長期保有するだけであれば、そもそも議決権を使うこともありませんし、仮に使ったとしても大したことはできません。
それならば、通常株より安く買って、高い利回りと優待をゆるゆると頂いておくにはベストな株だと言えます。
伊藤園の普通株と優先株の比較
ここでは伊藤園の普通株<2593>と(株)伊藤園第1種優先株<25953>を比較してご紹介します。
普通株式 | 優先株式 | |
証券コード | 2593 | 25935 |
株価 (2022.1.20終値) | 6,160円 | 1,943円 |
配当 | 普通配当累積しない | 優先配当 普通配当額×125% 未払い分は累積 |
株主優待 (自社商品1,500円分) | あり | あり |
残余財産分配権 | – | 普通株式と同様 |
議決権の有無 | 有 | 無 |
最新の株価 | 詳細を見る | 詳細を見る |
普通株と優先株を実際に比べると一目瞭然、株価は約1/3なのに、配当が高く、優待もしっかり頂けることがわかります。
最後に
今回は伊藤園の<2593>の優先株<25935>についてご紹介しました。
優先株は耳馴染みが無く、今回初めて知った方も多いのではないでしょうか。
優先株は企業の資金調達の手段として活用できるが故に企業イメージの悪化が懸念されますが、伊藤園のような歴史のある大企業であればそのリスクも限定的だと思います。
実際、日本で上場している優先株は今回取り上げた伊藤園しか確認できませんでした。
もし、他の銘柄でも優先株を取り扱っている銘柄をご存知でしたら、メールフォームよりお知らせ頂けると幸いです。